イギリス、フランス、イラン、東京と選挙が行われました。民主主義において、選挙は民意反映として、特にイギリス、フランス、イランの国政選挙の場合は、国の方向性を決めるため、民意が反映されやすいです。今回は所謂、与党が変わる結果に各国ともなりました。政権交代が世界各国で起こることは、つまり、現状不満が世界中で満ち溢れている事だと感じた次第です。

仏教で説かれるように、人は苦しいことからは早く解放されたいが、愛するものや安穏な場所からは離れたくないという気持ちが生まれます。しかしながら、そういうものからも離れなければならないのが世の常です。国民の苦しみと政権を握る権力者の愛着は同時に起こるものです。そこで、原始的な仏教ではどう教えているかと申しますと、執着をしないという事になるわけです。政権を握ると国民の為！と言いながらも権力に執着してしまい、正しい政治ができなくなってきます。ですから、国民の苦しみも増えて参ります。

国民の苦しみも何をもって苦しみとなすかは、また各々違うわけで、国民の立場からおいても執着をしないという精神はいるわけです。

全て個別案件ではなく、各々の問題が全て同時に繋がりお互いに足を引っ張ったり、助けになったりしているのが世の中です。ですから、世の中の動きというのは、各々一人一人の動きに連動しており、皆自分の責任において、という事に俯瞰して見ることができます。

名目上、民主主義と謳っているならば、よりそういうことになりますね。ですから選挙が大切なのではなく、民主主義で一番大切なのは、自分の責任においてちゃんと社会の為に行動できているか、が一番大切だと思います。

つまり、何事も人のせいに出来ないという事です！

より良き世界になる事を祈り、生活したいと常々行っているところです。

民主主義の根幹とは？