東日本大震災十三回忌法要を現地に赴いて行いました。

天気には恵まれ、暖かい、穏やかな中でお経をあげることができました。

海上でもお経をあげ、水に溶ける紙の華をちらし、波に流された方々の御霊を供養しました。

災害によって命を絶たれた人達の思いは、恨めしい思いもあるでしょうし、後悔の思いもあるでしょうし、大切な人を残しているという心配の気持ちもあると思います。そんな思いに安心と安堵、安楽にするのが私達の役目であり、お経の力だと思います。

生きている魂も亡くなられた魂も、安穏で安楽な状態が一番良い状態です。仏様の教えというものは、そういった生死を超えて、直接魂に届くものと思います。師匠が東日本大震災が起きた時から「魂の救済」と言っていた意味がまた一つわかった気がします。