お正月の準備も終わり、新しい年をお迎えできます。

あっという間に一年が過ぎましたが、振り返ると色んなことがあった年でした。人としても僧侶としてもその時その時で色々考えることも多く、あれこれ迷うこともありましたが、毎朝仏様と向き合い、「仏道を間違わずに真っ直ぐ歩く事ができますよう」とお願いしていたこともあり、何とか今日を迎える事ができました。

これは、毎日がその連続であり、その積み重ねがあるだけです。年末だから、ということではなく、その日その日がとても大切だと思います。毎朝仏様に前述の通りお願いをすることで、心も毎日修正できたと思うのです。

　だいたい私たちは、いけないこと、良いことというのは、ある程度分かっています。ただ、自分の感情や都合に合わせて、いけないことでもやってしまうものです。それを毎日修正できれば一歩、半歩でも前に進めると思うのですが、感情を引きずり、都合を通し続けると、もう戻れなくなります。いわゆる、「後には引けない」という状態です。

　それでも、自分が真っ直ぐ歩きたいと本気で願い、仏様に立て直しを誓うのであれば、いつでも修正できるものと思います。ただ早いことに、こしたことは有りませんが。

　日々の積み重ねだからこそ、修正が大切です。仏教はそんな修正を導いてくれる教えです。仏様と一緒に歩くというのはそういうことだと思います。

　今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。

仏道を間違わず真っ直ぐ歩くことができますように