あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
と言いましても干支を用いた暦では、まだ乙巳の年が続いています。そんな事もあってか、年々このお正月を迎える感覚が変化して来ていまして、昔感じていたお正月とは随分違います。お寺も忙しいですしね。
それでも昨日の0時より元旦の法会を執り行い、仏様や神々に新年のご挨拶を行い、朝方寝て、それでも午前中に起きてそこからは、1年に一度しかない、何もしない日を過ごしました。一昨年は能登地震をテレビで見て、午後からはそわそわしつつ、一週間後には現地入りしました。
能登の方から、「本年は雪が無い穏やかな不思議なお正月を迎えています」とメールを頂きました。
そうなんですね。何も無い新年を迎える事が出来る有り難さがここにはあるんだな、とこの1年に一度しかない穏やかに何もないお正月を過ごせた事に感謝しています。
否応無しに時間は流れてその時間の上に私達も乗って、そして意識や心とは別に体も死に近づいています。私達の欲や執着、煩悩によって意識と心はそういう時の流れから逸脱する事ができます。それが何を欲しているかが大切で、私はこの時間より先にいる事が大切だと思っています。それが極まると所謂無常の中に唯一常住な心、つまり、悟りの境地になると仏教から学んでいます。
時の流れより半歩、一歩先にいつも照準を合わせた意識を持つこと。自分が死ぬ時の事を考えるのもいいと思います。日蓮聖人もまずは自分が死ぬ時の事を考え、学び、自分の振る舞いを考えなさい、と言われています。
それが、今を安穏に生き続ける方法だと思います。
良い一年になりますよう!
