英エコノミスト誌に興味深い記事が掲載されていました。
The business of private armies is not only growing, but changing shape.
傭兵ビジネスが誕生してから10年間で単にビジネスの規模が拡大しただけではなく、その内実に大きな変化が起きているという記事です。
湾岸戦争以降、中東での戦火が拡大する中、米軍は自国から徴募した兵士だけでなく傭兵に頼るようになりました。イラクとアフガニスタンでは2万人以上の傭兵が米国政府によって雇われているということです。
すでに訓練済みで融通が利く傭兵という存在抜きに米軍の軍事戦略を立案することができなくなってきています。傭兵を派遣する7割が英米企業だとのこと。
現時点では受注の9割が政府から来ているとのことですが、将来的には途上国で活動する民間企業からの発注が増える見通しになっています。しかし、現状ではルールの策定はそれぞれの会社の自主規制に頼っており、自身が顧客にもなっている国連が主導してルールの策定に当たるべきだとの声も挙がっています。
他の診断士のブログを見たい方は↓
にほんブログ村