東洋経済 10月6日号から気になった記事 | 中小企業診断士グループ“YTD”のブログ

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平成23年度中小企業診断士試験合格者4名で立ち上げた診断士グループ“YTD"のブログ。YTDとは、「やったるでー」の略。クライアントの「あなたらしさ」を大切した支援を致します。

しんしんです。

東洋経済から気になった記事をいくつかピックアップしました。

P16
シャープが迎える資金繰りに関する3つの危機として3点挙げられています。まず、今年12月に年末商戦向けの在庫と売掛金が膨張すること、次に来年3月26日にホンファイからの出資期限が到来すること、最期に来年9月に新株予約権付社債が2000億円償還されることです。

銀行団が支えきれないと判断したとき、おそらくJAL方式での再建になるのかもしれません。シャープほどの規模の製造業になると下請けや小売、卸に対する影響が大きすぎて潰すに潰せないと考えられるからです。

P21
反日デモに対し、損保業界が被害補償の引受けを停止するかもしれないという記事です。中国に進出する日本企業は火災保険などとセットにSRCC拡張担保特約を結んでいます。SRCCとは、Strike、Riot、Civil、Commotionのことで、ストや暴動に対する保険のことなのですが、先月起きた規模の反日デモまで想定していなかったのでしょう。

P23
ルネサスに対する支援がトヨタを中心とする日の丸連合主体で行われることになりました。ルネサスの最大の問題点は製品ごとのシビアな採算管理ができていないことにあります。
もともと、母体はNECや三菱電機など総合電機メーカーの一部門でした。よって、その部門では赤字でも他の部門とトータルで収益が合えば問題にならなかったのです。
また、ルネサスの技術を特に必要としているのはトヨタだけということで、日の丸連合とは言っても全ての出資者が足並みを揃えられるかは不透明であるとのこと。

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