ソーシャルゲームで大きく成長を遂げた、GREEやDeNAのビジネスモデルが大きな曲がり角を迎えています。
新聞紙上やニュースで大きく取り上げられているように、「コンプリートガチャ」について近く消費者庁が景品表示法に抵触するという見解を示す見通しになり、「コンプリートガチャ」が禁止される可能性が出てきました。
今日の日経新聞によればコンプリートガチャの売上は、全売上高の1~3割を占めるとも言われており、今回の規制は業績への影響が決して小さくありません。
市場も反応して、グリーやDeNAの株価は急落しているとのこと。
こうした国の規制は、外部環境変化の代表的なもの。
屋台骨であるビジネスモデルに大きな影響を及ぼす脅威でありますので、早急な対応が必要になります。
GREEもDeNAもこの問題になんらかの対応をしていくのでしょうが、対応方法を間違えると企業ブランドに大きな傷をつける事態になりかねません。
ですので、今回の問題でもっと重要なことは、目先の利益にとらわれず真摯な対応を早々に実施して、企業ブランドに傷をつけないようにすることだと思います。
どちらかというと、コンプガチャ問題は規制されて当然という空気が流れているので、今回の規制は間違いなくかかると思います。
となると、早く対応を発表して、問題の終息を図った方が賢明ではないでしょうか。
まだ、両社ともに正式な対応は発表されていませんが、こうした危機管理のやり方で企業の本当の力というのが見えてきそうに思います。
GREEやDeNAの危機管理という視点で、この問題の行く末を見ていきたいと思います。
それでは。
[5/10 追記]
グリーもDeNAも、早々とコンプガチャの廃止を発表しましたね。
さて、まず廃止を発表したのはよかったと思いますが、今後どのように経営に影響が出てくるのか。
まだまだ気になる話題です。
他の診断士のブログを見たい方は↓
にほんブログ村