![$中小企業診断士ユニット“やったるでー48”-サンクタム](https://stat.ameba.jp/user_images/20120123/11/yattarude48/fc/f6/j/t02200311_0400056511750722114.jpg?caw=800)
パプア・ニューギニアの密林地帯にある巨大洞窟エスペリト・エサーラ。そこでは、実業家のカールの出資のもと、洞窟探検家・フランクの指揮で、調査が行われていた。フランクの息子・ジョシュの案内で、カールと恋人・ヴィクトリアが洞窟に到着する。三人が洞窟深部に降りた頃、サイクロンが襲来し、豪雨により大量の水が洞窟に流れ込んだ。水没した洞窟に取り残されたフランクたちは、ケイブ・ダイビングで脱出口を探し始める…。
(goo映画レビューより)
ゆんたくです。
今回紹介する『サンクタム』は「タイタニック」「アバター」の監督で知られるジェームス・キャメロンが制作総指揮を務めたアドベンチャームービーだ。
封切り当時(2011年9月)は3Dによる迫力ある映像が謳い文句になっていたようだが、基本的な筋立ては「ポセイドン・アドベンチャー」や「アルマゲドン」に代表される自然災害ものを踏襲している。
つまり、物質・科学文明を過信する人類に自然の猛威が襲いかり、主人公達はその圧倒的破壊力に翻弄されながらも、知恵と勇気を振り絞って生き抜いていく、というストーリー。
そしてこの手の物語の定跡通り、自己中心的な行動を取る者はその報いを受けて死んでしまうし、リーダー役も最後の難所を突破するために自らを犠牲にして命を落とす。
以上のような立て付けはあるのだが、この映画の主題は父親を乗り越え成長していく息子の姿を描くところにある。診断士的に言うと、父から息子への“リーダーシップという技能の継承”だ。
主人公のジョシュは当初、洞窟探検に魅せられ家族との関係を疎かにしてきた父フランクに対する反発心を持っていた。仕事仲間からは「スゴい男だ」と呼ばれている父をどうしても認める事ができない。
しかし危機に瀕したグループを救うため、フランクが自らの危険を省みず、時には非情に徹しながらも戦い続ける姿を間近に見て、ジョシュは絶望的な状況の中を生き残る術と心構えを学んでいく。
そして瀕死の父を自らの手で苦しみから解放した時、ジョシュは父親の遺産を受け継ぎ、独り立ちするのだった。
【診断士的学び】
リーダー育成の手法として徒弟制度の活用を検討せよ。特に修羅場体験の共有は学習スピードを加速させる。
※徒弟モデルによるリーダーシップ育成については下記の本に詳しく書いてありますのでご参考ください。
CEOを育てる―常勝企業の経営者選抜育成プログラム/ラム・チャラン
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