こんばんは、西成プロジェクトを無事終えた靴aholicです。さて、最終回を迎える予定だった西成プロジェクトでしたが、西成製靴塾のFさんの熱い漢っぷりに触れ、これは良い記事を書きたいと心を打たれたので、何回かに分けてお送りしようと思います👞またこの記事の目的は皆さまがお召しの靴も、職人さんの手間と熱い思いが入っている事をお伝えしたく、値段を問わずご自身の革靴を大切に履く人が増えて欲しいという気持ちからです。

題して「革から靴へ①」です。ここからは西成製靴塾卒業のFさんの解説です。
この↑写真は中底の癖付けです。イメージとしてはゴムで巻くと思っていましたが、ゴムが無ければ、セロハンテープで代用も可能らしいです✨
そしてこの2枚↑↓は、パーツの切り回しです。
ハートが入っている方が右足です💖これは靴aholicたっての希望でした✨
↑これはエラスティック部分です✨
↑トウの部分から組み合わせます👞
これ↑は右足ヒール部分、内側に💖が入りました。エラスティックも付きました‼️
ヴァンプと羽根の部材が組み合わさりました。いよいよ、甲皮のパーツとライニングのパーツの組み立てです。表とライニングを貼り合わせて履き口の部分をミシンで縫います👞
両足分の吊り込みが近付いてきました✨
次に吊り込みです✨先芯(トウの中)と月形芯(ヒールの中)を作ります。端が漉かれているところが見てとれます👞そしてこの芯がある部分が、ハイシャインをした時に、硬く割れにくい部分になり、トウとヒールを光らせるのはこの仕組みを知っての事です‼️
↑靴の形が崩れないように、ビニール紐で結んでいます👞また先ほどの芯の端を漉く時はガラス片などを使って作業を行います。ここら辺が職人技ですね✨
ワニと呼ばれるペンチのようなもので、木型に沿って革を引っ張りながら、クギで固定していきます。ここで靴の良し悪しが決まる気がします。
↑右足の吊り込み画像です✨かなり難しかったのではないかと思います👞今日の記事はここまでで、次はソールがつく様子をお送りします‼️

【次回以降の記事予定 兼 備忘録】
◯同僚の靴を磨く③
◯職人の魂〜「革から靴へ②」
◯とある依頼②
◯先輩同僚とハイシャインの会を企画中