にほんしゅは飲み方や

器で味が変わってくる

 

個人的には

燗して美味しい日本酒が好き

 

味噌汁とご飯が好きな

漆の魅力を伝える漆職人

滋賀県長浜市で漆の仕事をする

うるしバカの渡邊です

 

味噌汁とご飯が好きなんですが

実は

日本酒も大好きです

 

今日は

仕事で京都に行った帰り

時間があったので

琵琶湖の反対側

湖西(こせい)を通って帰ることに

 

せっかく湖西の高島市を通過するなら

ということで

高島市の安曇川にある

上原酒造へ

 


上原酒造は

不老泉というお酒で有名なんですが

辛々(からから)というお酒もあるんです

 


僕はこの辛々が好き

しかし長浜の酒屋さんには

不老泉は置いてあっても

辛々は置いてない

 

それで

たまの湖西置いて高島に来たら

上原酒造へ寄って

辛々を購入するのです

 

今晩はさっそく

辛々をいただくことに

 

超辛口の辛々

僕はぬる燗にして

呑むのが好き

 

ちなみに日本酒は温度で

それぞれ呼び方があり
(熱)
55~60℃ 飛び切り燗(とびきりかん)
50℃   熱燗(あつかん)
45℃   上燗(じょうかん)
(温)
40℃ ぬる燗(ぬるかん)
35℃ 人肌燗(ひとはだかん)
30℃ 日向燗(ひなたかん)
(常温)
20℃前後 冷や(ひや)
(冷)
15℃ 涼冷え(すずびえ)
10℃ 花冷え(はなびえ)
5℃  雪冷え(ゆきびえ)

 

僕は基本的に

ぬる燗が好きなんです

 

今日は

アルミのチロリで湯煎

 


口の広い

漆塗り盃でいただく

辛々のぬる燗は

至福のひとときをもたらしてくれます

 

燗した酒を

口の広い盃で呑むと

香りがふわっと広がって

味だけでなく

香りも楽しめるのです

 

ところで

この燗という字

火へんに間と書く

 

これは

ぬるからず熱からず

の微妙な温度を表していると言われています
 

今日のブログ

本来なら

この辺で終わる予定だったのですが

 

ここまで書いて

気づいたんです

 

燗酒の燗という字は

だってことに

 

この世に生を受けて57年

酒を飲むようになって40年近く

ずっと火へんに間だと思っていた

 

門の中が日ではなく

月だなんて知らなかった

 

手元に

漢和辞典や漢字源などの

辞書がないので

ネットで調べたことしか

書けないが

 

門の中に月を書くのは

間の旧字体ということは書いてある

 

しかし

なぜ燗だけ旧字体を使うのか書いていない

 

ちなみに癇癪の癇も中は月

 

この2文字は

パソコンでもスマホでも

普通に変換したら

中が月で出てくる

 

間という字の

中が月は

僕の能力では出すことができない

 

今まで

とんだカン違いをしていたわけだが

疑問は解決されないままで

このままでは燗酒呑んでも癇に障るばかり