赤は邪気を払う特別な色

テーマ:

今年(2020年)は

9月22日が

秋分の日

お彼岸の中日です

 

お彼岸といえば

おはぎ

 

春は『ぼたもち』

 

 

秋は『おはぎ』

と言うそうですけど

 

まぁ僕が

そうやって使い分けるように

なったのは

大人になってからのことで

 

子供の頃は

春も秋も『おはぎ』

と言っていたような

 

ぼたもちと

おはぎっていうのは

地域性もあるんでしょうかね

 

ということで

今日は

お彼岸の中日なので

おはぎ

を食べました

 

image

 

おはぎには

小豆が使われてます

 

小豆の

赤い色には

魔除けの効果があると

古くから

信じられていて

邪気を払う食べ物として

ご先祖様に

お供えされてきました

 

 

昔から

赤い太陽や赤い炎は

信仰の対象であるとともに

 

赤い色は

魔除の色として

邪気を払うと

重んじられてきました

 

 

赤い色は

特別な色として

いろいろな場面で

使われていたようです

 

鳥居や

寺院の柱や戸

町屋の格子や壁

 

さかのぼれば

縄文時代の

土器や土偶の

多くは

赤く塗られていたと

考えられています

 

漆塗りにも

昔から

赤が使われてきました

 

赤を生み出す

顔料の中で

最も上質とされてきたのは

『朱』です

 

かつては

朱は

辰砂(しんしゃ)という

鉱石を砕いて

作られていました

 

かつて

貴重な朱を用いた器は

儀式の場に用いられるなど

位の高い人々しか

使うことが

許されませんでした

 

漆器が

庶民の間に普及した

中世以降も

赤は

高貴な色

として珍重されたのです

 

縄文の人々が

生み出した漆の赤

 

数千年の時を越え

日本人にとって

特別な色となりました

 

 

昔から

高貴な器として

大事に扱われてきた

朱塗りの器

 

image

 

どんな食べ物にも映え

食卓を華やかに

演出してくれるとともに

 

食べ物を

より一層美味しそうに

見せてくれます

 

そしてなによりも

使う人に

喜びと満足感

を与えてくれます