このところの日大アメフト部の報道を聞いていて、すでにマスコミも大学サイトもコメンテータも廃部うんぬんに興味が移っている気がする。

 

それがとても違和感。

 

大麻事件で、わかっていることを整理すると(正確性はあえて無視して)、

 

大麻を使おうと話題になった。

大麻を購入して使用した。

それを10人くらいで使用した。

 

これは、

大麻を購入する方法を知っていた。

大麻を興味本位で使用できた。

それに複数の人間が参加した。

 

ということだろうか。

これはアメフト部うんぬんが問題ではない。

大学生が大麻を使いたいとおもったら、購入する方法があるということだ。

アメフト部の問題は氷山の一角だろう。

 

なぜか、そこにマスコミも大学も大きく触れない。

一運動部のローカルサイトの出来事で丸め込もうとしているとしか思えない。

 

昔、関東の学生に、なにかのきっかけで大麻の話を聞いたことがあるが、illegalであることを知っていても、麻薬性がたばこよりすくないとか、体に悪影響は少ないとかそれを使用することが悪いことではないといようなことを言っていた。

 

あれから二十年くらいたって、今回の事件を考えるに、学生が大麻や覚せい剤を購入できる環境が当時よりも身近にあって、illegalであることの規範意識がうすれ、それに手を出す学生が増えたのでは?と思った。

 

そうすると、大学の取る対処は、アメフト部を人柱にするのではなくて、もっと広範囲に対応する必要があるように思える。

 

まぁ、アメフト部で大麻問題がうやむやにできるなら、楽なのだろう。