憧れのシンセにProhet-5がある。1978年に初めて登場して以来、今日まで、後継機が何台も販売されている。最新版はRev4で、設計者のDave SmithはこのRev4はすべてのProhet-5の中で最高のProhet-5だと言っている。
そして初期型とくらべて価格も1/3。でも、簡単にはかえないなぁ。
プログラム可能かつポリフォニックシンセということもあったが、何よりその音が好みだった。坂本龍一、Journyやオフコースなどが使っていた。
ただ、1982年までシンセサイザーというものを意識していたなかったので、プロフェット5が何で使われたいたかは、それ以降に知ることになる。
たいていの場合、YMOで聴けるよと言われるのだが、印象に残っているのはオフコースのYes Noのイントロのフレーズの音だ。
それまで、部室にあったオルガンやプリセットシンセのCE-25ではまったく出せない。
唯一持っていたモノシンセのCS01とは音の厚みが比べるまでもなかった。
その後、DX-7を購入するが、やっぱりアナログシンセでなければ、あの音は出ないのかもと思った。しかし、先輩のコルグのPoly6でもでない。あれはProhet-5のキャラクターの様な音だったんだろうと・・・。
Prohet-5は170万円ほどしたので、買えるはずもなかった。1982年には廉価版のProphet-600が発売されていた。
機能的にもProhet-5を踏襲していた。音のキャラクターもProhet-5の系列であるといっても問題なかった。MIDIも装備されていた。
廉価版とはいえ35万円くらいしたので、手は出ない。
そんなとき、一つ下の後輩がProphet-600を購入した。一度だけライブで借りて、弾いてみたが、やはり音が太い。そして、バンドの音になじみつつ、決して埋もれない。
あの頃からProphet-600にあこがれていたのだが、最近、ベリンガーからクローン音源のPro800がでると聞いて、楽しみに待っていた。
そして、2023年ようやく発売されてすぐに注文。
物はまだ届いてないが、あの頃の音を思い出しながら、楽しみに待っているとしよう。
あとは、Oberheim系のシンセだな。