高校生の頃は英語に完全に落ちこぼれていた。

何かのきっかけがないと勉強しなかったので、英語にとくに興味がなかったからあたりまえだった。

 

高2の夏に友人からジョンレノンのWomanとエアーサプライのLost in Loveを進められた。それをきっかけに英語に、というよりも洋楽に興味が湧き始めた。

 

 

 

 

 

私の世代だと、ビートルズをすごく聞いている人がいたが、私は映画音楽に傾倒していたので、洋楽といえばビージーズとかサイモン&ガーファンクルだった。

 

 

 

 

 

 

 

高2の夏からはアメリカン・ハードロック、とくにTom Pettyに傾倒していった。

 

 

 

 

大学の時に組んだバンドは、アメリカン・ハードロックからブリティッシュ・ハードロックの曲をカバーしていたので、洋楽がメインになった。

 

 

 

 

 

 

高校3年のときに佐野元春のHeart Beatを聞いたからは、J-POPSが琴線に触れて、バンドでもJ-POPSのカバーやオリジナルを演奏していた。

 

 

 

 

このブログで何度も紹介しているオリジナル曲One more heart song も大学3年生の時に書いたもので、30数年前の古臭さいメロディーが懐かしい。

 

 

 

最近、暇つぶしに洋楽の意訳で遊んでいたころのメモが見つかった。

 

「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」

1981年の全米1位になった名曲(年間チャートでも64位)とおもう。

 

ミスター・アーサーというコメディ映画の主題歌で、ピーター・アレンとバード・バカラックが当時新人だったクリストファー・クロスと組んで作った曲だった。

 

 

 

 

親友と一緒に映画も見に行った。そして、映画の景色がこの曲にとてもフィットしていて、忘れられない。

 

映画のあらすじは

 

「“ニューヨークの大富豪の御曹司アーサー・バックは何不自由なく遊び回る毎日を送っていた。あるとき父親から政略結婚を命じられ、逆らえば遺産を相続させないと告げられる。遺産が欲しいアーサーは観念して結婚しようとするが、街で出会ったリンダと恋に落ちてしまう”」

 

これを題材に歌詞が作られている。

 

 

Once in your life you will find her

Someone that turns your heart around

And next thing you know you're closing down the town

 

『君は人生で一度だけ、君の心を振り向かせる人を

見つけるだろう。

そして気が付くと、君の街は眠りにつこうとしている。』

 

という感じで始まり、さびでは

 

When you get caught between the Moon and New York City

I know it's crazy, but it's true

 

『月とニューヨークの間で君が捕まったら

馬鹿げてるよね。でも本当なんだ』

 

If you get caught between the Moon and New York City

The best that you can do

The best that you can do is fall in love

 

『もしそうなったら、

君にできる最高のことは、きっと恋におちることなんだ。』

 

としめる。

 

月とニューヨークという言葉で「理想と現実」を表していのだろう。

 

政略結婚か自由な恋愛か、でも、最上は恋に落ちることだ。

なるほど。こういう比喩的な歌詞は好物だ。

 

歌詞はキャロル・ベイヤー・セイガー。

当時、作曲者のバート・バカラックと交際していて、この曲ができた翌年に結婚。そんな背景がこの曲にもあったのかもしれない。