出張明けのGWの最後の2日は大雨。

大雨が降るといつも2018年の7月の豪雨を思い出す。

 

この雨が、その後の私の人生を大きく変えた・・・と思う。

ただ、その時は、疲れ切っただけだった。

 

電車で通勤できなくなって、当面はフェリーで通勤できた。しかし、TVで放映されたためか、多くの人が港に押し寄せ、それも難しくなったあたりで、バスが開通した。

 

バスの窓から有料道路を見上げると、道がない。

崩れ落ちてガードレールがぶら下がっている。

あたかも道の骨のように。

 

行きのバスも始発から並ばないと乗れなかったが、帰りのバスはもっと酷かった。

会社近くのバス停では張り紙があって、なかなバスが来ない。

 

 

歩いて40分くらい先の呉駅まで行ってみると、すでにバス待ちの行列。これは近くのバス停では乗れないと諦めて、早めに会社を出る。

 

 

始発に乗り遅れたらダメだと思うと、次第に寝られなくなり、体力も削られてしまった。

 

会社も、家族もそれでもおんぶに抱っこで、フォローは一切ない。それどころか、自分たちの意見を通そうとする。

 

通勤ができるようになって、同様に通勤困難者になったお客さんと二人で祝杯をあげた。その後、飲み屋で知り合った友人と今も付き合いが続いている。

 

今は、その時の悪きつきものが全て落ちて、大切な人たちが残った。それは幸せなのだろう。

 

2018年はそういう意味でも大きなターニングポイントだった。ただ、もう少し若い時だったらなぁと思う。残念。