牧村しのぶのブログ

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漫画家牧村しのぶのブログです。
新刊、配信情報、創作関連の記事を投稿しています。

基本的にはアマチュアの撮影した写真にも著作権は発生します。

 

複製権(コピー)

公衆送信権(ネットにアップ)

翻案権(手を加えて利用)

などがあります。

 

無償でも権利者の許可を取らなければ使えません。

エロコラ(フェイク)は公衆送信権と翻案権の侵害になります。よく勘違いされていますが、無償で公開しても違法です。

 

スマホの自撮りに著作権が認められた判例があります。

 

アマチュアの写真にも著作権は発生しますが、創作性が低い場合は主張できる権利が限られます。そのままコピーして利用されたため複製権の侵害が認められた判例があります。

https://x.gd/RbiL9

 

著作物性が認められなかった判例もあります。撮影者の「思想又は感情が「創作的に表現」されているか否かが判断の基準です。カメラの性能によって自動的に美しく撮影できただけの、創意のない写真は著作物性が認められません。

 

写真の著作権は独自性を出せば認められやすくなります。

 

自撮りも構図や衣装や小道具など工夫して、クレジット表記を入れて権利を主張した方が悪用されにくくなります。それをしないと相手が平凡な写真に著作権はないと居直って訴訟になり、解決に時間と費用がかかる恐れがあります。

 

アップする時は長辺を500px以下、解像度は72dpiにすれば印刷できずグッズも作れず、生成AIの学習データとしても小さく使いにくくなります。利用者が名前を消去すれば氏名表示権の侵害になります。とりあえず名前を入れて保護するのが基本です。無断利用を禁止する文言も入れた方が悪用しにくくなります。

 

 

イラストにカラートーンと保護ノイズを乗せて悪用を防止しています。有名人でもないのにそんなに気にする必要はないと思われるかもしれません。しかし無名でもアマチュアでも嫌がらせ目的の悪用をされています。被害報告を見せられて、いじめを見せられているのと同じ気持ちになり耐えられません。

 

わかりやすい実例をお見せします。

 

以下生成AIを使った贋作。公式と見まがう出来です。

アニメ

ゲーム

イラストレーター

LoRAを使ったものを上げましたが、NovelAIやIllustrious、Midjourneyなど既存のキャラクターに類似した絵を出せるモデルもあります。グッズを作って販売する人、立ち絵やアイコンに使う人もいます。海外でもフリー素材にされています。

 

贋作には成人向けが多く含まれます。主人公が小学生のアニメも成人向けにされて公開されています。児童ポルノにはなりませんが著作権法違反です。しかし著作権侵害で公式が削除申請しても削除したふりをして再投稿しています。アニメ、ゲーム、漫画はもちろん、イラストレーターも成人向けにされています。

迷惑になりますので絵と氏名は隠しました。

 

検索すると成人向けを投稿するサイトが多数出てきます。実写と絵と両方あります。リンクを貼ると規約違反になりますので検索結果のスクショを貼ります(多いので一部)。

 

閲覧非推奨です。

 

芸能人の顔や既存のキャラクターが多く使われていますが、わからないものもあります。日本語検索で国内のサイトを出しましたが、海外にも投稿されています。外国人による悪用もあります。

 

こうした悪用をされることが目に見えているので画像を保護して拒否の意思表示しています。著作権法違反は親告罪なので、画像が削除されていないと同意していると誤解されます。

 

これはソーテック社のデジタルトーンflower44を使用しました。邪魔にならない綺麗なカラートーンでオリジナルを保護し、改変されにくくしています。Lovlet Hubでノイズも入れています。

 

絵や写真を悪用されたくない方は保護ツールを使ってください。Lovlet Hubは日本製でユーザー登録不要です。

https://lovlet.jp/hub

 

 

画像を保護するためにカラートーンを使用しています。絵に合うトーンを選び、不透明度を下げて、トーンの下の絵が透けて見えるように調整します。またクリスタのレイヤーの合成モードを変えることで、思いがけない効果が出せます。

 

作例をお見せします。

 

今回は「黒衣の花嫁」を使用します。

ファイルは長辺500px、解像度72dpiスマホで見るには充分ですが、印刷できないのでグッズは作れません。学習データとしても小さくて使えないサイズです。ブログやSNSではこれくらいのサイズで充分です。大きな画像は悪用されます。

このイラストにfeather04のカラートーンをかけます。トーンのサイズもイラストに合わせます。

デフォルトのレイヤー合成モードは「通常」になっています。

下のイラストが隠れてしまいます。

レイヤーの合成モードを変更してみます。合成モードについての基本的な説明はこちらをご参照ください。

一通り使ってみて見栄えがする合成モードにします。

今回は「除算」が綺麗に見えました。しかしこのままではトーンが濃すぎます。

そこで不透明度を下げます。

32%で良い感じになりました。

汚くはなく、邪魔にならない程度にイラストを保護できました。

念のためlovlet Hubでノイズも入れています。

使用したトーンはソーテック社の製品です。

自分の絵に合うトーンを探したり、自分で作ったりしても良いと思います。