今朝早く
ちょっと荒げた母の声が聞こえてきたので、聞き耳をたてると
「洗濯物が少ないからって
タンスの中から
人のパンツを引っ張り出してあらってる!」
母は洗濯物を干している
見ると…なるほど、
母のパンツ3枚干してある
毎日洗濯しているので
普通ならパンツは1枚のはず
だけどねー
父は…
9時に歯医者の予約が入ってるとかで身支度を整えている
父の話では
洗濯物カゴに入っていたモノを
そのまま洗濯機に放り込み洗濯をした🌀👕
…それだけだそう
わかってるよ!
どう考えたって
洗ってしまってあるタンスの中から引っ張り出して洗濯するわけないもんねー🤷♀️
母はずっと前から尿もれをしているようで
昨年入院した際には紙パンツをはかされていた
退院してもしばらくの間
ぼおっとしていたので紙パンツを続けていたのだが、
ちょっと頭がハッキリしてくると、いつの間にか紙パンツをやめてしまったようだ
その代わり
日に何度がパンツ(尿もれパット付きの)を履き替え自分で洗濯をしていた
毎日
個別に洗った母のパンツが
物干し竿に3枚並んでいた
それを見て私は常々
「こんなに目立つようにパンツを干して…それは恥ずかしくないのかな?」と思っていた🤷♀️
昔から母の考え方は
ちっともわからなかったが
認知症を患ってからは
一層わからなくなった🤔
父いわく
片っ端から何でも忘れてしまうみたいだけど、
ボケてると思われたり、自分のモノを勝手にいじられるってことがゆるせないみたいだよ
何を忘れてもプライドだけは忘れないんだよ
洗濯機も使えなくなって
父に洗濯をしてもらってても
決して「ありがとう」とは言わず、責めてばかりいる母…
認知症を患っても
基本的な性格は変わらないんだなぁと感心してしまいました
それにしても、
母に何を言われても怒らず決して言い返さない父
こんなに優しい人と結婚できた母は本当に幸せ者なんだと思う
そういえば…
高校生の頃、街を歩いていて
知らないおばさんに
「あなた、母方の家に祀られてる竜神様とご先祖様にずっと護られているのよ、感謝しなきゃね」と言われたことがあった
何か、
霊感商法のお誘いかと思い身構えたものの、そのおばさんはそれを言っただけで立ち去ってしまった
実際のところ
母の実家には個人宅にしては立派な祠(小さな神社みたいな)があって、
幼い頃遊びに行くと祖母がろうそくを立て手を合わせているのをよく見かけた
家に帰って母にその神様について訊いてみると、確かに竜神様であったようだ
不思議な思い出だ
母は竜神様の傍で生まれ育ったから父のような人と結婚できたんだろうか?
息子など「おばあちゃん、おじいちゃんだから離婚されなかったんだよ、普通ならなかなかガマン出来ないと思うよ」と言ってたっけ
母も友人に「ご主人みたいな人と結婚出来て幸せねー」と言われたこともあるようだが…
母はむしろ自分のようなしっかりした人と結婚出来た父は幸せだ…とよく言っていた
昔から母のプライドは
ハガネ並みに強かった🤷♀️
何の花が知らないけど
父が育てている鉢植です。