11巻(11話)の配信から丸2か月以上…
待ちに待った12巻!!!

めちゃくちゃ良かった~~~~~~!!!!

が、辛い!!!!

今回の出来事を経て、梶さんと深見くんの
距離がまた縮まるはず!あと少しで二人は

必ず幸せになれる…!という希望の光は

間違いなく見えているんですよ…

でも今回は辛い!!!
次の13巻はもっと辛い展開になるのでは…と
今から恐れております。

だけど「二人はちゃんと幸せになる」
作者の松本あやか先生が明言されているから…
今は梶深も読者も耐えるとき…
二人は幸せになる途中なんだ!!!!

以下、ネタバレありなのでご注意ください!



12巻の冒頭は、梶さんの小中学生時代の
回想(というか夢)でした。
今まで謎に包まれていた梶さんの母親が
後ろ姿ですが初登場。

いや、むしろ謎が深まったかもしれない。

お母さんが絵を描いているのは仕事?趣味?
部屋の状態や、置いてあるものがちょっと
気になる…
梶さんは母方の祖母に会ったことがない??
そして離婚届を置いて姿を消してしまった…

私的に最大の衝撃は、

1巻で梶さんが自分のことを100点と思って
いたのは、昔お母さんに言われていた言葉が
あったからだったんですか…!?

うおーーーーまじかーーーーー(頭を抱える)

テストが何点であろうと「彰ちゃんはママの
100点満点」と言って抱きしめてくれた母親に
出ていかれた中学生の梶さんは、いったい
どれほど傷付いただろう。

今では非の打ち所のない完璧な100点満点の
社会人になっているのも、梶さんがどんな
気持ちで努力してきたのかと考えると
本当に切ない。

「ママとどっか楽しいとこ(沖縄)行こうか」と
言われたのに対して、「行くんなら一人で

行けよ」と返した後にお母さんが出て行って

しまったのも、梶さんにとって深い後悔を

残したのかもしれない。

梶さんと父親の関係、母親と父親の関係はまだ

明かされていないので分かりませんが、
梶さんが「自分には大切な人も、大切に想って
くれる人もいない」と寂しさを抱えて生きて

きたのは確かなんですよね。

お金を稼ぐためなのはもちろんですが、仕事で
結果を出し、周囲の人にも優しく接して信頼を
勝ち取り、そうしてつくりあげた100点満点の
自分を自分で愛するしかなかったのかなぁ。


深見くんと出会って、恋に落ちて、
相手のことを知りたい、優しくしたい、という
気持ちを知ることができたのに。

深見くんとただ一緒にいるだけで心が安らぎ、
ずっとこんな時間が続けばいいのにと思える
くらい孤独を克服することができていたのに。


どうして北海道に転勤なんだーーーーー!!!


しかもこのタイミングで深見くんの妹ちゃんが
二人目を妊娠したことが発覚。

嬉しそうな深見くんの微笑みを見て、梶さんは
何を思ったのだろう。

深見くんを北海道に連れていく、というのは
そもそもあまり現実的ではないにしても、
深見を家族から引き離すなんてできないな、と
思ったのか。

それとも、深見には他に大切な人がいる、
やっぱり俺と深見じゃ違いすぎるんだ、と
思ったのか。


だけど、梶さんの転勤を女子社員の立ち話で
知ってしまった深見くんは、相当動揺して
ましたよね!?!?
「あのとき(6巻)と同じ…」と呟いてたもの。

“あのとき”というのは、梶さんがマッチング
アプリの相手と一緒に梶さんのマンションから
出てくるところに遭遇してしまった時のこと。

深見くんの梶さんに対する気持ちが友情なのか
恋愛なのかはまだ分からない…というか、

たぶん深見くん本人もよく分かってないと

思うんだけど、

7巻では“あのとき”のことを「もうあんたと
できなくなるのかなと思ったら それはちょっと
さびしいかなと思った」と話してましたよね。

つまり「梶と一緒にいられなくなるのは嫌だ」
ってことですよね!?!?

12巻はここで終わって、次回13巻どうなる!?

深見くんは、転勤という重要な話を、梶さんが
他の人には話したのに自分にはまだ話して

くれていないと誤解してしまったみたい

なんですよね。

仮に二人が両想いになったとしても、転勤で
離れ離れになることからは逃れられないし。

13巻…こじれそうで怖いよ…
でもその先には必ず幸せがあるから…!!!
今は耐えるときですね…


で、もうここまでですでに結構長くなって

しまったのですが、今回はセッ〇スも

めちゃ重要なんですよ!!!

初めての…初めての…!!!

生挿入&中出し!!!

「してみて…梶」
出たよ深見くんのおねだり!!!

2巻で深見くんが梶さんに対して「ゴムとか

爪の手入れとかちゃんとしてる」と評価?して

いるシーンがあったりして、二人は今まで

どんな気持ちの時もずっとゴムありでした。

深見くんがゴムなしでしてみてと言うのも、
梶さんがそれを受け入れるのも、お互いへの
信頼が揺るがなくなってきた証なのかな。

ゴムなしセッ〇スが終わった後も重要で、
梶さんの「性の〇〇〇〇か お前は」という
台詞からの、

からの、

からの、

12巻にして初めての…初めての…!!!



梶さんの笑顔!!!!



ワァ~~~~~~~!!!!
 

外面でもなく、照れ隠しとか何か気持ちを
ごまかしたりしているのでもなく、梶さんが
普通に笑ったーーーー!!!!

主人公が笑えるまで、12巻もかかりました…

誰かと深い関係になるなんて時間の無駄、
なんて思っていた梶さんがようやく
深見くんの前で笑えるようになったのに…

このタイミングで転勤かよ…

希望と苦悩が入り混じった12巻でした…



『やたらやらしい深見くん』、1~2巻の

頃からは想像もつかないくらい、深くて

重いテーマの物語になってまいりました。

そしてめちゃくちゃ面白い…

 

愛してくれていたはずの母親に捨てられ、

孤独を自己愛で埋めるように生きてきた

梶さん。

 

両親を早くに亡くし、学生時代から

ずっと親代わりとして妹や甥の生活を

助けてきた深見くん。

 

今現在の梶さんと深見くんが暗くないから

作品そのものは重苦しくならないけど。

(私は『やたやら』のそういうところが好きです)

 

早く幸せになってほしいね…

 

13巻早く読みたいよ~~~~
 

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やたらやらしい深見くん

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※PR案件ではありません。

私が勝手に書いています。笑