枝野経済産業大臣が成田市にあるTDK(㈱の工場を視察

レアアースと聞いて、一昨年の尖閣諸島をめぐる事件を思い起こす人が多いと思う。あの時は、中国が輸出禁止措置を取り、日本がいかに中国産のレアアースに大きく依存しているかが浮き彫りになった。その後、輸出禁止措置は解除されたものの、依然として、輸出枠を縮小する等、中国はレアアースを自国の戦略物資と位置付けてきた。あの事件以来、政府はレアアース使用量を削減するための技術開発を支援している。その一つに、TDK(㈱がある。その現場を視察するため、枝野経済産業大臣が成田市にある同社の工場を訪れた．同工場では、ハイブリッド車に必要なレアアース磁石を製造している。成田市は私の選挙区であるので、枝野大臣から連絡をもらい、同行させて頂くことになった。

視察後、枝野大臣はマスコミからのぶらさがり取材に応じ、「レアアース磁石の技術が我国にとって非常に重要な技術であることが実感できた。レアアースの供給先を多く確保すると同時に、レアアースの使用量を削減する技術開発を並行して進めていきたい。そのための支援をこれからもしっかりやっていきたい。」と語った。

選挙の際に、２度ほど工場の事務所を訪れたことはあったが、工場内を見学したのは、私も初めてだった。自分の選挙区に世界最先端の技術があることを誇り持つと同時に、昨今の中国や韓国の追い上げに負けないためにも、技術開発の促進策を様々な観点(単に資金援助のみならず、技術者を養成する高等教育のあり方等)から行うべきことを痛感した。

枝野大臣と共にTDK㈱から説明を受ける谷田川はじめ

レアアース磁石工場を視察

（枝野大臣の右隣りが谷田川はじめ）