民主党県議団が問題となっている旭市(旧海上町)の産廃処分場予定地を視察 | 谷田川はじめオフィシャルブログ Powered by Ameba

民主党県議団が問題となっている旭市(旧海上町)の産廃処分場予定地を視察

 6月16日に民主党所属の県議会議員4名が旭市海上支所を訪れ、産廃処分場の設置に反対している住民から経過説明を受けるとともに、旭市、銚子市、東庄町の2市1町にまたがる予定地を視察。私も民主党千葉県第10区の総支部長として同行した。

5月20日、東京高裁は、一昨年8月の千葉地裁における産廃処分場設置許可取り消し判決を支持し、千葉県の控訴を棄却する判決を下した。それに対して県は、2審判決を不服とし、上告の手続きを取った。これに対して住民側が県議会に対して、県の上告取り下げを求める請願提出の意向を表明。これにどう対応するかを協議した結果、先ずは現地を視察して、住民の意見を聞くことになり、湯浅和子(松戸市選出)、竹内圭司(千葉市緑区選出)矢崎堅太郎(浦安市選出)、布施健太郎(習志野市)の4名の県議会議員が駆けつけてくれた。

当該地域は、落花生、大根、キャベツ、パセリ,春菊など豊富な種類の野菜を出荷する全国屈指の野菜生産地である。周辺住民は、地下水を飲料水や農業用水に利用しているので、安全に管理する能力のない業者が、大規模な産廃処分場を設置することは、住民の生活を脅かすことがよく実感できた。

そして、民主党の議員も紹介議員となって請願が提出されたが、6月30日の環境生活警察常任委員会で、自民党議員の反対で、請願は残念ながら否決されてしまった。しかし、最高裁に上告しても、県が勝訴する見込みはほとんどないと思われる。住民の皆さんが1日も早く安心を取り戻すことができるよう、今からでも上告を取り下げるべきだ。