松下政経塾主催のシンポジウム | 谷田川はじめオフィシャルブログ Powered by Ameba

松下政経塾主催のシンポジウム

 昨日、都内のホテル開かれた松下政経塾主催によるシンポジウムに出席した。テーマは、米国新政権の誕生と日米同盟の行方。クローニン国家戦略研究所(INSS)所長とシルフォ ジョージ・ワシントン大学準副学長の基調講演の後、山田宏杉並区長(政経塾2期生)がモデレーターを務め、クローニン、シルフォ両氏のほかに、坂元一哉大阪大学大学院教授と前原誠司衆議院議員(政経塾8期生)が加わり、パネルディスカッションが行われた。

 日頃、選挙区を這いずり回っている自分にとって、久し振りに米国の一次情報に接する機会を得て、とても刺激になった。一連の話を聞いて思い知らされたことは、原点に返ることの重要性だ。「日米同盟の目的は何か?」「9・11以降のテロとの戦いに勝つということはどういうことか?」 こうした問いに対して、時と場合によって、答えが違うようでは完全に日本外交はぶれてしまうだろう。前者については、「東アジアの平和と安全」、後者については、「アフガニスタンに平和な農業国家をもたらす」との原点を忘れないことだ。

 松下政経塾を創設した幸之助塾主の誕生日は、11月27日。昨年からこの近辺で、塾主生誕記念のシンポジウムを開催している。そして、来年の6月で、政経塾が創設されて、ちょうど満30年になる。「政治を正さなければ、日本はよくならない」との塾主が政経塾を作った原点を今一度噛みしめたい。