政権を投げ出した福田総理 | 谷田川はじめオフィシャルブログ Powered by Ameba

政権を投げ出した福田総理

 午後9時30分から福田総理が緊急記者会見を行うとの情報が、8時半頃に入った。その時は、民主党県連の総支部長会議が終わった後、仲間jと居酒屋で飲んでいた。何だろうか?もしかしたら北朝鮮問題で何か進展があるのだろうかと言った話もあったが、総理自身の辞任表明ではないかとの憶測で一致した。宴も終わり、午後9時半からの総理記者会見をラジオから聞いた。総理就任以来の経緯を述べた冒頭の発言を聞いて、これは辞任表明だと直感した。2分位前置きの話があった後、福田総理が辞任することをはっきり述べた。そして、その後の記者とのやり取りを聞いていて、何と言い訳がましいことをダラダラと言っているなと印象を持った。冒頭から「政権運営に国民の理解が得られないなから辞任する」と言って、後は何も語らないほうが、すっきりしたと思う。昭和53年の自民党総裁選に敗れた父君の福田赳夫氏が、「天の声にもたまには変な声があるな」と述べ、敗因を聞かれても、「敗軍の将、兵を語らず」と言った姿を思い起こした。父上と2世の違いを実感した。

 それにしても、福田総理の辞任表明はあまりにも唐突で、無責任の謗りを免れない。1ヵ月前の内閣改造は何だったのか?9月12日からの臨時国会召集を決めたばかりなのに何故?ほぼ1年前の安倍総理の辞任の仕方とあまりにも酷似している。これはもう、政権与党の末期症状だと言わざるを得ない。この際、一刻も早く、衆議院を解散し、国民に信を問うべきだ。それを多くの国民が望んでいることは間違いない。