民主党議員団の成田空港視察 | 谷田川はじめオフィシャルブログ Powered by Ameba

民主党議員団の成田空港視察

 次の内閣の国土交通相である長浜参議院議員を団長とする民主党所属の国会議員8名が、昨日成田空港を視察。私も地元の総支部長として同行した。管制塔を見学した後、現在2180mで運用されている平行滑走路の2500m化に向けた工事の現場に案内された。途中、道路脇に建立されている碑がを目にとまった。強制代執行の際に殉職した警察官を慰霊したものだ。そして、立ち退きを拒否している農家の住まいと土地が眼前に迫った。その40m上を、耳が破裂するような騒音をまき散らしながらジェット機が飛んでいる。不合理な現実を直視して、どうしてこんなことになってしまったのかと改めて考えさせられてしまう。まさに、戦後日本政治の最大の過ちと言っても過言ではない。

 工事は順調に進んでおり、平成22年3月には、2500m平行滑走路の供用が開始され、年間22万回の発着回数が可能になるという。

 空港視察後、成田市内のホテルで、小泉成田市長、菅沢多古町長、佐藤横芝光町長の3人と意見交換を行った。成田空港の歴史的経緯を振りかざして、成田は国際線、羽田は国内線という分離論に固執するのは、なかなか世論の理解を得られない状況だ。そして、成田限界論に対抗するためにも、周辺市町が一致協力して、成田空港周辺の魅力を高めていくことの必要性を熱く語り合った。