社会保障が危ない | 谷田川はじめオフィシャルブログ Powered by Ameba

社会保障が危ない


  昨夜9時からのNHKスペシャルを見て、日本の社会保障制度が危機的状況に陥っていることを実感した。健康保険、介護保険、生活保護といったセーフティーネットからもれてしまっている国民が増加している。憲法25条が規定する「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が十分確保されていないのだ。

 特に大問題だと感じたのは、経済的余裕のない母子家庭の子どもに不登校が多く、十分な教育を受けることができない実態があることだ。これを放置していると、貧困家庭に生まれた子どもは、貧困から脱することができない人生になり、いわゆる貧困の連鎖に陥ってしまう。これを断ち切るためにも、本当の意味での、「教育の機会均等」を実現することが焦眉の急である。それができて初めて、誰もが夢と希望を持てる社会の第一歩を踏み出すことができる。