えっ早いもので、もう6月です。

来月から、今年も後半戦に入ります。

半年間、皆さんはいかがでしたか?

私はと言えば、平穏無事に折り返せそうです😅。




 

1年の締めくくりに、「年越しの大祓え」があるのは

きっとご存知だと思います。

1年の終わりに、罪や穢れを祓って新しい年を迎える。

とても気持ちが引き締まりますよね。

 

半年を終える6月30日にも、「夏越しの大祓」が

あるんです。

1年の前半を無事に過ごせた事に感謝し、半年間の

体や心に溜まった罪や穢れを祓い、残り半年を

清らかな気持ちで過ごせるように願う神事です。

 

では、「大祓」って?

聞いてことはあるけど、何が起源なのでしょう?

 

そもそも大祓えとは、伊邪那岐命が黄泉の国で

受けた穢れを祓うために、水で禊祓(みそぎはらい)をしたと言う故事から来ています。

 

じゃあ、「何千年も前から続いているんだぁ」と

思いきや、応仁の乱により中断され、再興されたのは

明治の世になってから。

 

明治天皇の仰せで、明治4年に宮中賢所の前庭で

大祓が行われ、翌5年に全国の神社で行うようにと

布告されました。

こうして、400年以上途絶えていた大祓が多くの

神社で恒例神事として行われるようになりました。

 

夏越しの大祓では、社殿に着く手前に茅の輪が設け

られます。

鳥居内の結界に茅(ちがや)と言う草で編んだ大きな

輪を作り、これをくぐることでみも心も清められて、

災厄を祓い無病息災を祈願する神事です。

この神事を始まりは、「蘇民将来伝説」が起源です。

 



茅の輪のくぐり方は、一般的に次の通りです。

1周目 正面でお辞儀。

    左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻    る。

2周目 正面でお辞儀。

    右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻           る。

3周目 正面でお辞儀。

    左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻    る。

正面でお辞儀。茅の輪をまたいで参拝。

 

神拝詞も一般的ですが、次の通り。

「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ」

(はらいたまえ きよめたまえ まもりたまえ さきわえたまえ)

声に出さずに唱えながら回るんだそうです。

 

神社によっても違いがあるらしいので、茅の輪をくぐる時は

近くにある説明書きを読んで行って下さいね。

 

ぜひ、半年間の厄を落としてあと半年頑張りましょうね!