WBCの興奮から、早いもので一週間が経ちました。

皆さんは、試合ご覧になりましたか?

私は、しっかり全試合観戦しました!痺れました〜!

 

高校の時にソフトボール部だったことや、父が野球好きで野球中継を見ていたので、今回の栗山監督や白井ヘッドコーチが現役の時、すごく憧れて応援していました。(年がバレますね💦)

ファームの試合も色々観に行きました。懐かしい✨

 

そんなこともあり、ちょっとだけ思い入れのある侍ジャパン。

アメリカ戦での9回表大谷投手VSトラウト選手の場面ではなぜか手が震えてしまって、優勝の瞬間は泣いてしまいました。

 

終わってみれば全戦全勝。こんな強いジャパン見たことない!

今日3/30から日ハムVS楽天、3/31から本格的に開幕です。

WBCの感動をそのままに、楽しみなシーズンになりそうです。

 

そんな中、一つのお寺が注目を集めていたのはご存知ですか?

神奈川県川崎市にあります、「宗隆寺」です。

そう、昨年最年少三冠王。東京ヤクルトの村上宗隆選手です。

WBC準決勝のサヨナラのヒットは素晴らしかったですね。

優勝した直後、テレビで宗隆寺のニュースを見ました。

恥ずかしい話なのですが、地元なのに全く知りませんでした。

フィーバーが少し落ち着いたと思われた3月28日に、

宗隆寺に伺いました。

 




宗隆寺へは、JR南武線溝ノ口駅もしくは東急田園都市線溝の口駅から

徒歩で5〜6分程で到着します。

 



興林山宗隆寺、宗派は日蓮宗です。

『新編武蔵風土記稿』の寺伝によると、元は天台宗の古刹でした。

明応5(1496)年1月7日の夜、当時の住職・興林僧都が夢の中で千限天王(帝釈天)から「日蓮宗に帰依(改宗)すべし」と言うお告げを受けます。

同じ日の夜、この土地の領主である階方(海保)左衛門宗隆も全く同じ夢のお告げを受けていました。

 

この夢のお告げを重く受けた二人は、急いで宗隆の菩提寺がある長栄山本門寺(池上)へ行き、8世の日調にこの出来事を伝えます。

話を聞いた日調は、興林僧都を弟子にし「日濃」と言う名と祖師像一躯を与えました。そして山号を興林山、寺号を宗隆寺と改めます。

 

この宗隆寺は、日調が領主階方(海保)新左衛門宗隆を開祖(支援者)とし、宗隆と言う名前を、次号に用いたと言う記載があります。

 

 



山門をくぐると、正面に本堂が。御本尊は三宝尊です。

三宝尊とは、法華宗・日蓮宗の本尊で、仏・法・僧の三宝を祀る為の仏像だそうです。

 

本堂に入らせて頂きましたが、とても広くて厳かな雰囲気でした。

ふと手前に目を落とすと、ノートが数冊。

それは、野球ファンが、村上選手や侍ジャパンに宛てたノートでした。

せっかくなので、私も侍ジャパンへ感謝の言葉を書かせて頂きました。

 




本堂を出ると、右手に祖師堂が見えました。改修中のようで幕に覆われて

いました。階段を登ってガラス越しに中を見せて頂き手を合わせます。

 

階段を降りて、本堂脇に建つ日蓮聖人の幼少の頃の像があります。






そのさきの寺務所にて御朱印を授かりました。

色々な箇所に村上選手の事が掲示されて、手水鉢には花とつば九郎が!

随所でヤクルト愛を感じますね。

 




筆塚や、人間国宝の陶芸家浜田庄司のお墓があり山門を入ってすぐに碑文が建立されています。

写真に収められなかったのですが、本堂の左手奥には松尾芭蕉の句もあるそうです。(ちゃんと下調べをしていかなくてはダメですね)

 









御朱印は、二つあります。

一つ目は、「妙法」とあります。

妙法とは、法華経の事。深遠な理法。真理です。

 




二つ目は、「現大神力」です。

これには、村上選手を応援する意味を込めた御朱印だそうです。

調べてみたのですが、妙法蓮華経如来神力品第二十一に見られます。

その文面から私なりに解釈してみました。

「この世にとても大きな神通力があらわされる」

 




昨年期間限定で頒布された御朱印は「撃大法鼓」だったそうです。

太鼓の大きな音がこだまして、御仏の教えが太く遠く届くように。

村上選手が打ったボールは、決勝戦でも出ましたが、力強く遠くへ飛んでいっていましたよね?

 

直接の関わりはないものの、皆さんの願いを御仏は聞いてくれるでしょう。

そして、今日から始まるペナントレース。ワクワクしかしませんよね?

 

侍ジャパンからもらった刺激や勇気を、自分たちのフィールドで活かしたいですね。



・・・さぁ行こう!!