秋も半ばにさしかかり、朝晩だいぶ過ごしやすくなりましたね。
しかし、まだ日中は暑い毎日が続いています。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますので、もう少しの辛抱です。
皆さん、体調には気をつけて過ごしてくださいませ。

 

ここ最近、自然界や人間界に国内外問わず人々の心に不安の漣が立っています。

もちろん私もその一人です。

周りの状況に右往左往することなく、自分の立ち位置を今一度確認して生活していきたいと思っています。

 

こんな時にこそ、神様のお力を拝借したいと思い立ち旅に出る事に。

と言うわけで、今回ご紹介しますのは埼玉県川越市に鎮座されます「川越熊野神社」です。

 

どうして川越の地を目指したか?日帰りで行くことの出来る場所に特化して検索した所、「小江戸」と呼ばれている川越が目に入りました。

私自身、川越をゆっくり散策したことがなく一度訪れてみたい場所でもありました。

今回は気合いを入れて早起きをし、朝10時には東武東上線の川越市駅に降り立ちました。

 

本川越駅から歩くこと約13分。歩いている間にもチラホラと建築年数の古そうな建物が見受けられます。

蔵を生かして改築された会社とか、かつての商家など古き良きものと現代の融合を見て、テンション上がっていました。

 

大きい通りに出て、屋台が集まっているお店を左に見て曲がっていくと、程なく「川越熊野神社」の鳥居が見えました。

 



一礼して鳥居を潜ってまず気になったのは、参道の両脇に足ツボの道が!

大きめな石、細かく先の尖った石、そして青竹踏み状のものなど、なんともバラエティにとんだものが次の鳥居まで続いていました。

これが結構長いんです!ぜひ次回はチャレンジしようと思います。

確かに、健康は足の裏からと言いますからね〜。

皆さんも、伺った際チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

こうして二つ目の鳥居を潜ると、急に目の前に境内が広がります。

入り口に対しての境内の広さに少々圧倒されてしまいました。

 

御祭神は、熊野大神で伊弉諾命、伊弉冊命、速玉之男命、事解之男命の御四神です。

伊弉諾命と伊弉冊命は一番初めの夫婦の神様です。

夫婦の道を興しになられた縁結びだけでなく、多くの国や森羅万象の神様をお産みになったと言うことで、開運の神様としても信仰があります。

 

そして速玉之男命、事解之男命は、伊弉諾命が黄泉の国から去る際に現れた神様と言われています。

どちらの神様も穢れを祓う神様なので、厄払い・厄除けの神様としてお祀りされていらっしゃると、頂戴した神社の御由緒には記載されていました。

 

伊弉冊命を追いかけ黄泉の国に行かれた伊弉諾命のお話は、大変壮絶でしたのでその穢れを取り祓うこの二柱の神様は本当に凄いんだと思います。

 

手水舎ではお清めが出来ない代わりに、消毒用アルコールスプレーが置かれていました。

手水舎の水の中には、青やピンクの色のビー玉があって涼を感じました。

 




そしてまず拝殿に、今回伺うことが出来た感謝をお伝えしました。

すると、拝殿の中から太鼓の音が…。御祈祷が始まったばかりのようでした。

最近神社に伺う時には、よく御祈祷に遭遇します。歓迎していただいているようでいつも感謝で一杯です。

 



平日にも関わらず、参拝の方が多く常に境内が賑わっていました。

さすが川越!観光地という土地柄もあるのでしょうね。

 

こちらには境内社も数社お祀りされています。

拝殿から向かってすぐ左には、大鷲神社があります。

御祭神は日本武尊です。家内安全、商売繁盛の御神徳があります。

12月の初めには川越酉の市があるそうですよ。

 




隣には秋葉神社があります。

御祭神は火之加具土大神です。火防・盗難除けの神様です。

お社の向かって右側に、上が細かく削られた太い御柱があります。

この御柱に触れることで、本宮の神気と烏天狗様のご利益を二重で頂けるそうです。

 




その隣は白蛇神社と宝池(弁天池)があります。

こちらにはなで蛇様が二体あって、撫でる場所でご利益が違います。

そして隣の弁天池でお金を洗い清める事が出来ます。

お財布に大事にしまう事なく、生きたお金として使うのが吉だそうです。

 






そして最後の境内社、加祐(かゆう)稲荷神社です。

建てた年代は不詳ですが、言い伝えによると蓮馨寺開祖の時からこちらの神様にお祈りすると様々な災いを免れる事がしばしばあったそうです。そんな出来事から神の祐(たすけ)を加え給うという事で、加祐の称を社号にしたそうです。

明治2年に蓮馨寺境内から川越熊野神社に遷されました。


脇に輪投げのコーナーがありまして、お稲荷様にお詣りした後に3回輪投げが出来ます。健康運や金運など5つから選べます。

一つでも入れば運気は良好だそうです!





 

拝殿奥には、「むすひの庭」があって、熊野本宮大社から拝領したナギとサカキの大きな木がまるで森のように繁っています。

この中に進んで行くと、八咫烏のレリーフがあり前にある水晶玉に手を置くと、八咫烏様のお言葉が聞けるとか!

なんだかとっても神秘的な空間でした。

 




とても暑かったのですが、とにかく見所満載で汗を拭くことも忘れて一つ一つお詣りさせていただきました。

 

最後に拝殿左手の社務所で御朱印を授かりました。

通常の御朱印も授かることも出来るのですが、八咫烏特別御朱印を授かることが出来ます。お財布などに入れられる肌守りも拝領いただけます。




青とピンクから選べ、文字も10種類から一文字選べます。

今の自分に合う文字を選んで授かるのも良いと思います。

因みに私達は、ピンクの色で「縁」の文字で授かりました。

皆さんとより良いご縁を結ぶ事が出来ますように願いを込めて。

 

今回、初めて埼玉県にお邪魔して川越熊野神社とご縁をいただけて本当に良かったと思います。

古い街並みに、観光にきている人達。そこで元気に生活している人達。

初秋の太陽の日差しの下で、全てがキラキラと輝いて見えました。

 

今度はゆっくり泊まりがけで訪れてみようと思います。