皆さま、大変ご無沙汰しておりますがお元気ですか?

 

早くに梅雨が明け、とても暑い日が続くと思ったら戻り梅雨のような長雨と、日本上空がかなり不安定ですね。

そして、各地の地震や桜島の大規模噴火。コロナも落ち着いたと感じたのも束の間、また広がりつつあります。

せっかくの夏。まだまだ諸手を挙げて楽しめそうはありません。

こんな時だからこそ、前を向いて笑顔で過ごしたいですね。頑張っていきまっしょい!

 


さて今回ご紹介しますのは、東京都港区南麻布に鎮座されます「廣尾稲荷神社」です。

 

こちらに伺おうと思ったきっかけは、いつも観ているYouTubeのチャンネル「コヤッキースタジオ」でした。

このコヤッキースタジオは都市伝説を色々紹介してくれるチャンネルで、昔から都市伝説大好きな私としては毎回楽しみにしているチャンネルなんです。(興味のある方はぜひ観てくださいね。下に概要貼っておきます。)

そんな中で、日本のレイラインについての回が紹介された時に、本編では兵庫県西宮の「越木岩神社」についてすごくパワーがある神社として紹介していたのですが、コヤッキーさんの個別チャンネル「コヤッキーVlog」で他にもパワーのある神社を紹介してくれました。その中の一社が「廣尾稲荷神社」でした。

 

調べてみると、自宅から30分くらいで伺えると言う事実!!ちょっと思い悩んで停滞気味の私にはありがたいお話。思い立ったが吉日!と言うわけで熱さ対策を万全に電車に乗り込みました。

 

東京メトロ日比谷線広尾駅を降りて出口1(有栖川宮記念公園の記載あり)から地上に出ました。


出てすぐの左側にパン屋さんがあるので、階段を登っている途中から焼き立てパンのいい香りがします♪

気合を入れて早く出てきたのに、陽射しはすでにギラギラ💦信号待ちの間に気合を入れ直していざ神社へ!

 

信号を渡り木の陰に束の間の涼を感じつつ、すぐ先の緩やかなY字路を右に進むと大きな建物の向こうに鳥居が。

稲荷神社さんと伺ってきたのですが、意外にも鳥居は石で出来た明神鳥居。その隣には大きな常夜燈が建っています。





一礼して鳥居をくぐると、なんとも筋骨隆々な狛犬様が迎えてくださいました。

そして木々の緑のその奥に、ひっそりと木造の社殿が厳かに在ります。

 



こちらの「廣尾稲荷神社」は広尾の鎮守(今は麻布・白金・三田とありますが当時は広く広尾とされていました)で、創建は慶長年間と伝わっています。徳川二代将軍秀忠公が鷹狩りをした際この地に立ち寄り稲荷神を勧請したそうです。

古くはこの一帯に萩の花が地を舐めるように咲き乱れていた事から、「ハギナメ稲荷」とも呼ばれていました。

今ではマンションなどが立ち並んでいるので、萩の花が咲き乱れた所が想像できませんが、きっと当時は白やピンクの可愛らしい花がたくさん咲き乱れて江戸の庶民の目を楽しませていたんでしょうね。

 

御祭神は、宇迦魂之命(倉稲魂命)うかのみたまのみこと です。

御神徳は、商売繁盛・五穀豊穣・火伏せです。

 



先ずは手水舎で清めてから神様の前へ。いつも通り伺えた事や日頃の感謝をお伝えしました。それに続いて将来の展望やそれについての精進をお約束しました。行く先は決めている。でもうまくいかない。そんな自分に終止符を打つためにも丁寧にお詣りさせていただきました。

 

お詣りの後は、社務所に伺い御朱印を授かります。御朱印帳を受け取る時に御社殿の天井画を拝見させて頂きたい旨お願いすると、快く「どうぞ」と言ってくださいました。


もう一度社殿に戻り、履物を脱ぎ社殿内へ。承諾を得たとは言え御社殿に上がるのはなかなか勇気が入ります。

実はこちらの社殿の天井には墨で描かれた龍の画が描かれています。

 




日本洋画家の先駆者である高橋由一画伯が、弘化二年に火事で消失した社殿を弘化四年に再建する際描いたものです。

元々日本画を学んだ高橋画伯でしたが、西洋画に転身しました。この天井画が日本画の最後の作品となります。

その時高橋画伯は二十歳前後。この龍画を拝見していると何かしら瑞々しい躍動感を感じるのはそのせいでしょうか。

 

社殿から見て左側に大きな銀杏の木があります。この銀杏も弘化二年の火事の際に樹の内側が焼けてしまったのですが、外側は残り今もたくさんの枝に青々とした葉をつけています。また秋の紅葉の頃色付いた葉を見たいです。

 



その左にはお稲荷さんの祠が。祠の両側には真新しい狐さんが奉納されていました。後ろの狐さんはいつの時代の

でしょう?とても古いものだと感じました。人々の信仰はこうやって紡がれていくんでしょうね。

 



神社を出て左に行くと、まず社殿横に「敬神」の額が見えます。



その先には庚申塔が三基祀られていました。

「広尾の庚申塔」と言われ、港区の有形文化財に指定されています。

拝見すると、中央と左は同じ年代(元禄)だそうですが、右の庚申塔はかなり破損して年代はよくわからないそうです。

 





あまりにも時間をかけて境内を拝見したり写真を撮ったりしていたので、見兼ねたのでしょうか?職員の方がわざわざ出てきて神社の由緒書を手渡してくださいました。

色々丁寧な対応に感謝の一言しかありません。本当にありがとうございました。

 

帰ってきて調べてみて判った事がありました。

こちらの「廣尾稲荷神社」は社殿が北北西に向かって建っているそうです。

よく北向きのお稲荷様・お地蔵様・観音様は御利益があると言うそうです。ただし北向きのお稲荷様は願い事も良く叶うが

祟りも強い。つまりは良くも悪くも霊力が強いと言う事なんですね。

これを聞いてより一層、お詣りしてお願いした事に真摯に取り組んで行こうと深く思いました。

 

何かに依り頼む事は決して悪いことではなく、そうやって願うことで改めて自分がどうして行きたいのか、どう進んで行くべきかが整理出来るのかも知れません。


いつもたくさんの出会いに感謝しつつ…。

 

 



 

 

※※概要です※※

 

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こちらで今回伺った廣尾稲荷神社を紹介しています!