世の中は、三連休ですね。

本日3月21日、東京の桜の開花宣言が出されたようです。

暦の上では春分。昼と夜の長さが同じ日です。(厳密に言うと、昼の方が少し長いそうです)

これからはどんどん日が長くなり、暖かくなっていくことでしょうね。

花の命は短くて…。今年こそは見頃を逃さないようにのんびりお花見したいものです。

 

さて今回ご紹介します神社は、神奈川県横浜市栄区にございます「思金神社」です。

実は昨年から一度伺いたいとは思っていたのですが、世の中あまり出歩くことが推奨されていない状況でしたので、伸びに伸びてしまい今になってしまいました。

思金神社神社へは、JR京浜東北・根岸線の港南台駅下車。バスに14分ほど揺られ、紅葉橋バス停で下車すると4分くらい歩くと到着なのですが、今回は港南台駅から徒歩で向かうことに。駅から徒歩で26分くらいでしょうか?景色を見ながらぶらり♫

実は我々、少々古くはなりますが一眼レフカメラを購入しました〜!!

なので、景色をカメラに収めながら現地を目指そうと言うことに。

 




港南台駅周辺は商業施設が2つもありとても賑やかですが、環状線を過ぎた頃には自然あふれる景色に変わってきました。

大通りから階段を降り細い道へ。住宅街を抜けより細い道を通っていくと、左手に鳥居が現れます。見上げると長くて急な階段が。

この階段「願いが叶う階段」84段ある階段をお願い事をしながら登ると叶うとか…。



息が切れるほどの急階段。ようやく登り切ると、山の中腹に御本殿が見えました。

 

こちらは崇敬神社です。崇敬神社とは、地縁・血縁的な関係以外で個人の特別な信仰などにより崇敬される神社を言います。

昭和3年東上郷白山神社の遥拝殿として創建。昭和49年先代の宮司さんが白山神社の社殿を譲り受けて、思金神社として祀るようになったそうです。

創建が若いので、これから少しずつ素晴らしい神社ができていくのでしょうね。

 




こちらの御祭神は、「八意思金大神」と「下照姫神」の二柱です。

 

「思金大神」は、高天原に最初に出現した神造化三神の一柱「高御産巣日神」のお子様で、天照大神の左の臣(臣の最上位)を勤めた神様です。

この思金大神は、多くの思慮を兼ねている神様で、将来を見据えたビジョンを描く知恵の神様とのこと。色々逸話がありますがいくつかご紹介しますね。

 

其の1 天照大神が素戔嗚尊の乱暴な行いを怒り天岩戸に隠れた時、思金大神が中心となり策を練り、諸神の指揮をとられた。

其の2 国譲りの際、天照大神に呼ばれ知恵はないかと言われます。大国主を相手に、天穂日(アメノホヒ)を送りますが、3年経っても帰ってきません。なんと大国主側に寝返っていました。次に天若日子(アメノワカヒコ)を送ります。今度は8年経っても帰ってきません。なんと大国主娘と結婚しているではありませんか!?今度こそはと、建御雷神(タケミカヅチ)を派遣してようやく国譲りが成されました。

其の3 天孫降臨の際にも付き従います。

本当に天照大神の右腕だったんですね。色々難題ばかりで大変ですね。でも、この解決能力の高さが信頼を得ていたのでしょうね。

 

「下照姫」は、伊邪那岐命と伊邪那美命の最初の御子で、天照大神と素戔嗚尊のお姉様です。

ヒルコ姫やワカ姫とも呼ばれ和歌の神様でもあるそうです。

下照姫は三歳の頃、両親神の大厄を祓うために船で海に流されます。流れ着いた先で歌の手ほどきを受けながら大切に育てられ、再び伊邪那岐命・伊邪那美命と

暮らすように。より一層歌の道を教えられ、和歌の才能に長けていきました。

そんな下照姫は、思金大神に思いを寄せ、今で言うラブレターを送り猛アタック!

恋愛で結ばれるなんて、なかなかロマンチックですね〜。

 

御神徳は、さすがスーパーマルチプレイヤーですね。様々な御神徳が。

金運、財運、学問、知恵、商売繁盛、五穀豊穣、出世、開運招福、方位方除、気象建設・建築、和歌・技芸、縁結び

これだけの御神徳がありますと、圧倒されてしまいますね(^^;)

 

早速御本殿に今回お伺いしたことの感謝を伝えます。

御本殿から左手に目を移すと、御神木と共に霊動石なるものが???

四万十川に由来のある石だとか…。看板にある通りパワー頂いてみました。



 


御本殿の奥には水神様と祖霊社が並ぶように建っていました。




そして、御本殿の右手に行ってみました。看板に富士山絶景展望台とあります。




今日はあいにくの曇り空。でも、せっかくここまで伺ったのだからと展望台まで行ってみました。

展望台にはベンチがあり、色んな草木が植えてあります。耳を澄ますと鳥のさえずりだけが空気を支配していました。富士山は望むことは出来ませんでしたが、

歩いてきた達成感と清々しさでしばらく座っていました。

境内がとても広くて、手作りの神楽殿に親しみも感じます。



展望台から降りて社務所で御朱印を授かりました。

こちらの神社の御朱印、とても種類が多く10種類以上ございます。

全て授かると言うよりは、拝見してこれっ!って感じたものを受けるのもいいですね。

ちなみに、私達が授かったのはこちらの2種類です。

 





御神徳のシャワーを浴びて、少しだけでも将来のビジョンを描けるようになれるよう精進していきたいと思います。そんな気持ちを胸に、思金神社を後にしました。

 

たくさんの情報が溢れ都度選択を迫られる今、思慮深く冷静に、事象を多面的に見ることが求められているのではないでしょうか?

振り回されることのない強い心を養っていきたいです。