廣峯神社は姫路市の広峰山頂にある神社で、牛頭天王(ごずてんのう)の総本宮です。



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この美容室には、もう5年以上通っていますが、とんぼ返りはもったいないので付近のパワースポットに行くようにしています。ある雑誌で桜井識子さんが金運にご利益のある神社として取り上げているのを読んで、興味本位で行ってみたのが、今年の初めでした。そのときに境内はひと通り巡ったつもりだったのですが、今回改めて本殿裏に回ってみると、前回は見落としていた看板があることに気づいたのです。


さて、牛頭天王とは祇園精舎の守護神とされ、蘇民将来説話の武塔天神と同一視され、薬師如来の垂迹であるとともにスサノオの本地ともされます。

牛頭天王は7歳にして身長が7尺5寸あり、3尺の牛の頭をもち、3尺の赤い角もあったといわれます。大海に住む沙掲羅龍王(八大龍王)の娘を娶りに出かけた旅の途中、長者である弟の古単將來に宿所を求めるも断られ、貧乏な兄の蘇民將來に歓待され、蘇民の親切に感じ入った牛頭天王は、願いごとがすべてかなう牛玉を蘇民に授け、のちに蘇民は富貴の人となります。

龍宮へ赴いた牛頭天王は、沙掲羅の三女の頗梨采女を娶り、8年をそこで過ごす間に七男一女の王子(八王子)をもうけました。帰路、牛頭天王は八万四千の眷属を差向け、古単への復讐を図ります。古単は千人もの僧を集め、大般若経を七日七晩にわたって読誦させましたが、法師のひとりが居眠りしたために失敗し、古単の眷属五千余はことごとく蹴り殺されました。この殺戮のなかで、牛頭天王は古単の妻だけを蘇民将来の娘であるために助命して、「茅の輪をつくって、赤絹の房を下げ、『蘇民将来之子孫なり』との護符を付ければ、末代までも災難を逃れることができる」と除災の法を教えた、というのが蘇民将来説話です。

京都の八坂神社の御祭神でもある牛頭天王ですが、スサノオと同一とするのはきっと違うでしょうね。今度、いときょう先生にも訊いてみたいと思います。


それで、見落としていた看板ですが、荒神社(牛頭天王の荒魂)徒歩10分とあり、細い道が続いています。駐車場から神社まで結構な坂道を歩くのですが、この徒歩10分もたぶん山登りです。いつものようにクロックスで参拝に来たことを後悔しながら、荒神社へ向かいました。

予想通り息を切らしながら山道の階段を登って、おそらく山頂と思われる場所に荒神社と吉備神社、その間にしめ縄の張られた聖地がありました。初めての参拝のときは、ここには呼ばれていませんでしたが、三回目の参拝でようやく本当の聖地に参拝することを許可してもらえたようです。

 



台風が近づいていて、強めの風が吹いていましたが、参拝している間は雨は降りませんでした。参拝を終えて、社務所で祓鈴(チリーンとええ音がします)を思わず買ってしまって、振り返ると雨が降り出しました。そろそろ散髪に行けと送り出されたように感じ、急ぎ足で駐車場に向かったのです。
 


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光の龍マスター

市口 哲也