昨日は広い部屋でゆっくり出来て、良い休息になった。
今朝も6時までぐっすり寝て、7:30起床、朝食、準備して9:30出発。
昨日来るときにKFCを見たので地図でマーキングして向かう、途中現地の人(中年男と多分その子)が、止まれ止まれと合図するので路肩に止まったら、
車の横に貼ってある国ステッカーを見て興味があったらしく、いろいろ話をしKFCまで案内してくれた。
ステッカーと名刺を渡す。
KFC6本セットがないので4本セットをT.Oして昼に食べる。
一路カザフスタンの首都アルマテイへ向かう、カザフは豊かだ!国境付近の道路を見てこりゃあ貧しい国だなあ!と思ったが、とんでもない!
昨夜泊まったオスケメンの町も、デカイショッピングモールがあったり、街中も随分と綺麗だし、道路も国境以外は素晴らしく快適だ。
大体ゴミが少ない、走行していても道路にゴミが全くない、ロシア、モンゴルと大違いだ。昨夜泊まったホテルも立派であれで3つ星?とは思えない。
何故ロシアはあんなに貧しいのだろうか?走りながら考えたが、思うに国の発展とか、人の幸せの原点は、人の想い、希望、夢、目標など、ビジョンだと思う。
ビジョンが有るか?持ってるか?だ!!
ビジョンがあればそれらを実行するために考え、行動する。試行錯誤を繰り返し時間をかけて熟成させて、努力し、いつの日か成し遂げられる。
ロシアは長年共産主義国家のため、トップダウン主義が固定化して、個人個人が考えるより、上からの指示命令で動かされるやり方が一般化定例化しているのだと思う。人々は、個人で考えるより上からの指示命令で動かされ、考える習慣がなくなっているように思える。
経済力も無いのに、豊かなアメリカに対抗し、軍拡競争、核武装競争、宇宙開発競争に莫大な資金を長期間投入し、国民の生活やインフレ整備を怠った。
一時ゴルバチョフが気付き、英断でソ連邦を解体したが、長年トップダウンで思考力のない国民は、目先の物価や物の欠乏などの目先だけを見て、ゴルバチョフを見捨ててしまった。西側にもその責任は大いにあると思う。共産党に勝った!勝った!と大喜びし、100年先を思考するビジョンがなかったと言うしかない。
その後はもう悲惨な、酔っ払いエリツインから、最悪なプーチンへの政権移行へと歴史は行ってしまった。
一部の政治家やプーチンから利権の恩恵を受けている取り巻き連中だけ、いい思いをして国民は苦労している。
国家はトップダウンの方が、運営しやすく政敵も把握しやすい。
たった数週間のロシア旅でそんな事言えるかどうかわからないが。
それでも、政権に反旗を翻し抵抗したナワリヌイは、英雄だと思う。
いや間違いなく英雄だ!
全く勝ち目のないプーチンへ堂々と挑んで敗れた。毒を盛られ、回復してもすぐにまたロシアに戻りまた逮捕され、最後は極寒の留置場で亡くなった。
まさに死を賭けて自身の思考正義を主張し、プーチンをきょうだんし自己保身を一切せずに、そしてプーチンに殺された。
こんな人はいない、真の英雄だ!
願わくば、いつの日か、プーチン政権が崩壊しナワリヌイ氏の名が復活し、民主国家に変わるその日が来ることを熱望する。
オスケメンのホテル 広すぎて落ち着かない。
キャンプ
コーヒーがうまい!
月明かり