今朝は4時頃にトイレの後、ウトウトして6時に起きてテント撤収したり久しぶりに日本茶を飲んだりして、静かな湖畔のキャンプ場を楽しんだ。

7時出発、R60に出て快調に走る、途中1回トイレで停車しただけで500kmを走る。

ハバロフスクに到着数km手前、カフェの看板が目に入り寄ってラテとパンを食べたが、ウズベキスタン人だというおやじに日本人墓地のガイドブックを見せて

場所を特定してもらった。これが助かった、英語ではMapsMeは出てこないし、ロシア語はわからないしでどうしようか考えていた。

携帯の地図に入力しその通り行く、高速に乗ってしまいヤバイと思ったが仕方ない、案の定料金支払いがわからなくてマイクで日本語でワカラナイと言ったら

女の係官が来て教えてくれた、スパ・シバ!

高速降りてからナビとうり行くと、ピッタリお墓の入り口に着いた、凄い‼️

入り口におばさんが居たので、駐車してから「日本人墓地はどこですか?」とガイドブックを見せながら聞くと、ロシア語で何か言って指差しながら案内してくれた。目の前の古い鉄トビラを開けて中に入ると、静かな森の中の草で覆われた無数の墓があった。

手前に氏名が金属板に書いてあり、中には戦後墓参の遺族が建てたのであろう立派な日本式の石のお墓もあった。

中でも気になったのは陸軍中将の墓があり、プレートには自決とあり、中将なのに他の方と同じ粗末なお墓であった。

中央の「日本人の墓」の石の墓標に、持参したお線香を焚きウラジオストクで買った日本のキリン缶ビールを石碑にかけて、望郷、家族への愛、ここでの労苦を思い合掌し丁重に焼香した。

極寒と飢えと絶望の中、祖国に帰れずに亡くなった英霊に安らかに、またあなた達のお陰で日本は二度と戦争をしない国になった事を、感謝を込めて報告した。

6万人もの人達がシベリアで亡くなったそうだ。ナホトカから舞鶴港に帰国できた人は苦労したけど幸運に祖国に帰還できたんだね。

今回の旅でロシアに行くと決めた時から、映画人間の条件などの影響で、シベリアの日本人墓地の墓参をしようと決めていたので、出来て良かったです。


日本人墓地慰霊碑 日本のキャラメルとお菓子が供えられてた