一昨日、【復曲 能を観る会】のお誘いを受けました。

実は、以前こちらの区の文化センター主催で開かれていた「能」の会へ通っていたのですが、後期の会は、合唱の練習や他の予定と重なっていて、後期は通えなかったのです。

私がこういう講座が有って参加申し込みをしたのだということを友人に話しましたら、自分も是非申し込みたいとおっしゃって、前期だけ一緒に通いました。

その方は後期や、国立能楽堂などでの能の会にも通われていたようです。

私も、国立能楽堂・横浜能楽堂へは参りましたが………

それ以来、鑑賞の機会から離れておりました。

昨日、その方からあまり上演の機会がない能を上演する【復曲 能を観る会】の11月東京公演〈伏木曽我〉へのお誘いを受けました。

実はこの同じ日、見に行きたいオペラの上演日だったのですが、私が気がついてお尋ねした時にはチケットが完売で、ぽこっと予定がなくなってしまった日でした。

こういう機会がなければまた足が遠のいてしまうだろうと思いましたので、チケットの手配を頼みました。

今まで、事前の知識がなくいきなり演じられたものを鑑賞しても、実は何処を聴き、何処を見れば良いのかがわからず、かなりきつい思いをしました。

それで以前にも別の「能」を教えていただく講座に通ったのですが……

事前に「こういうところが1番の山場でこういうことを表しているのです。」とか「この動作はこういう気持ちを表しているのです。」というような示唆がかなり有効でした。

というわけでいきなりよく知らない「能」の上演を観に行くのはちょっと心配な点はあるのですが。

「復曲能」は何らかの理由で上演されなくなってしまった能の演目をもう一度探し出し、復活させるというものですので、有名な出し物ではないのです。実は事前講座があるのですがその日は他の予定と重なっていて聞きに伺えずちょっと心配なのですが………

こういう機会を捉えて経験を積んでみることだとは思ってはいるのですが。

 

9月の歌舞伎の出し物に「勧進帳」があるとのことでこちらのお誘いにものることにいたしました。やはり秋は色々な出し物が充実しているのですね。

 

リサイタルのお知らせもいただきました。11月にしばらくぶりでのリサイタルをなさるとのことでした。前回のリサイタルから何年か経っておりますが、いつも何か新しい試みを考えられて発表されるので楽しみなリサイタルです。

 

まずは今週の土曜日にロッシーニの《小荘厳ミサ曲》を聴きに参りますが、こちらは先日一緒にサロンコンサートで歌われた方が出演なさるので聴きに参ります。

( 実はその前に、新国立劇場にオペラを見に行きますが )

 

昨日は湿気が多い天気でしたが少し気温が下がったように思います。

日の入りの時刻が早くなってきたことも実感いたしております。

暑い暑いといっているううちに確実に秋は訪れているのですね。

 

8月のコンサート、その後の新曲の譜読みと毎日追われて、取り組みが遅れている10月のコンサートのオペラアリア。うかうかしているとすぐに1ヶ月前になってしまいます。

先日もお弟子先生のレッスンで、高音の部分までストレスなく息を運ぶ方法を指導していただきました。これが〈アヴェ・マリア〉に活かすことができるように思うのですが。

私にとっては一つの関門であることは確かです。

時間もギリギリですので、〈柳の歌〉だけにしようかと近頃迷っておりました。

このコンサートは歌の講座のものなので、大先生や、お弟子先生に直接レッスンしていただくものではないのです。

あくまでの自分が今持っている力で、自分の課題にどれだけ取り組んでいけるか というものです。(昨年はこちらで「 モノ・オペラ・ブッファ」に取り組まさせていただきました) 新しい経験や、自分の課題に選曲の段階から決定することができるので、自分が今一番乗り越えていかなければならないことに、ダイレクトに挑戦できるので、私にとってはこちらも大切な場所です。

 

この一山が大変ですけれど………