昨日は、お弟子先生レッスンでした。

本当はお弟子先生が教えていらっしゃるコーラスの発表会が、来週で本当に今お忙しい最中なのです。

しかし、私も8月にマーラーを歌うコンサートが控えていますので、出来るだけ練習に取り組んでおきたいのです。

マーラーは手強いですから……

しかし申し訳ないことにお弟子先生のそのコーラスのコンサートに私は伺えないのです。

私が清里へ出かける日と、その日が重なってしまったのです。

コーラスのコンサートのことをお聞きするより早く、清里のコンサートをお手伝いすることにしてしまっておりましたので、申し訳ないことですが、清里を優先させていただいたのです。

 

しかもお弟子先生のお家は今リニューアルの最中なので、今回も茗荷谷のスタジオでレッスンでした。

昨日の時間は、お弟子先生がコーラスの練習にお出かけになる前の午前中ということで、私は朝8時台に家を出ました。

時間調整は、セブン・イレブンのイートインコーナーでコーヒーを飲んでいたしました。

前回は雨が降っている時で、レインコートに傘で待っていました。

じっと立っていると足が痛くなってくるので、歩きながら待っておりましたので………

スタジオをお借りするので、早く行っても中に入っていることはできませんので、必ず外で待っていることになるのです。

 

今回のレッスンは、マーラーの曲を聴いていただいたのです。

「他の作曲家の歌とマーラーの歌はどこが違っていると考えるか、」そして具体的に歌い方をどうやって変えて歌うかを、(もちろんお弟子先生の考え方ですが) 教えていただきました。

 

実は先日、ICコーダーの録音がいっぱいになってしまっていたので、以前の録音を消去するもの、残すものという風に聴きながら整理をしていたのです。

その中で、以前歌った録音を聴いてみたのですが、以前の段階で比較的よく歌えているかなあ、と思っていたものがあったのですが、今聴いてみるとドイツ語としてはかなり下手くそで、タラタラと平板に言葉を読んでいるだけだなあ……と感じました。

「今ぶつかっていることはこういうことなのだなあ」と実感できました。

あまり直され過ぎて、少々イライラしていたのですが、こういう現状なのだなあと実感いたしました。

その時のものだけ聴いていたのでは思いがそこにまで至りませんでした。

まあそういうことがわかるように鍛えていただいているのだと思うことができました。

あらゆることに気をつけて歌おうとすれば自ずと、細かいことの指摘が飛んでくるのは当たり前のことなのですね。

今回のレッスンで、大先生が「ああいいね」で済ませてしまうレッスンではダメなのよ。

「ここをこうやってごらん」と必死になって治すぐらいのレッスンになればたいしたものなのよ

とのお言葉が……

つまり大先生が自分の理想とする段階にまで持っていこうとすれば、自ずとたくさんの部分を直そうとされるわけで、すんなりレッスンは終わらないわけなのです。

言葉を変えれば、「大先生にこの人はここまでしかできないだろうと諦められないレッスンに持っていかなければならない」というわけです。

 

どなたか、お笑いの方が言っていました。

「あなたは褒める人はあなたの敵です。怒って罵倒する人があなたの味方なのです。」とその方のお師匠さんが言っていたとのこと。

なかなかそう言った境地にはなれません。(褒めていただければやはり嬉しいですし、罵倒されれば気持ちが落ち込みます) 

 

以前の録音も時々聴いて、「自分のやっていることが決して無駄なことではない」ということを

時々実感するということも必要なのですね。

 

今日の雨は一日中続くとのこと。

本日は7月のコンサートの伴奏合わせです。

この伴奏の方とは清里もご一緒しますので、そちらの最終打ち合わせも本日行いたいと思っています。