色々ありましたが、8月のコンサートの問題点を一つ一つ、解決していっております。

結局最終的には、ピアノの独奏の方に1人入ってもらって、歌い手が3人ということになりました。それぞれが2ステージで、前半、後半の2部にいたしました。

 

歌の方の伴奏者をどうしようかということになり、心当たりを訊いていたのですが、なかなかいろんなイベントが8月の終わり頃に重なっておりましたので、皆さんお忙しかったようです。先日3月の時に弾いていただいた伴奏者にお尋ねしましたら、ちょうどその時期が開いていたようでした。3月のご縁もありましたのでこの伴奏者の方にお願いいたしました。

私と同門のもう1人の方と2人ということで最初お願いしたのですが、あまり時間的な余裕がなかったので、もうお1人の方も一緒にお願いすることになりました。

コンサートまであまり時間的な余裕がございませんので、昨日それぞれの顔合わせ、兼、初めての伴奏合わせをいたしました。

3人が2ステージづつを歌いますので、私は6曲、もう1人の方は7曲、もう1人の方は、1曲が《マタイ受難曲》の中のアリアですので、これはレチタティーヴォの部分も含みますので、前半1曲ですが、かなり長いのです。あと日本歌曲が4曲とのことでした。

 

短い曲もありますが曲数が多かったので、大丈夫かどうかということと、今後の練習にどれだけ時間をかけていかなければならないかを考える上でも、6月中に合わせの機会を持ちたいと思っていたのです。

 

今回は、ホールのリハーサルにも使える音楽室を借りて、まずそちらで、決めた曲順で違和感がないかを通して聴いてみることから始めました。

一応他の方にもプログラム順に関しては、違和感がなかったようでした。

私が色々考えた順番だったので了承していただけて良かったです。

まあ結局、私が最初と最後を受け持つことになったのですが………

 

開幕は、明るく調子が軽い感じなので、ハイドンにしました。パーセルの《ディドとエネアス》のアリアは少し暗めなので、このステージの3曲目にすることにしました。

年代順ですと、パーセルが先ですが、「開幕は明るい方が良いですよね………」と伴奏者の方のアドバイスもありました。

 

この3曲は清里でも歌いますので、暗譜で曲想も考えて歌ってみました。

あと少しやり直した方が良いところも見えてきましたので、私にとっては良い機会でした。

(結局私がプログラム順を考えたので、他の方にこのプレッシャーが多い1番を歌っていただくわけにはいきませんでした)

 

またまたプレッシャーがかかる最後の締めくくりをわたしが受け持つことにいたしました。

フランス歌曲と日本歌曲を2部にしたいとのご希望がありましたので、2部の最初はピアノの独奏の方に、ドビュッシーを弾いていただいて、その後フランス歌曲、その後日本歌曲の中田喜直さんと木下牧子さんの、ちょっとフランス歌曲風な柔らかな感じのものを歌っていただくことにいたしました。

最後がマーラーなのですが、今まで1番時間をかけてきた曲は曲の長さも長く、暗い感じなので2曲目にして、最後は明るくさっと終わる短めの歌にいたしました。

(そういう風に終わることができるように、まだまだ時間をかけて練習しなければなりませんが…………)

 

自分がコンサートの最後を歌うと決めたのは、技術的なことというより、曲の持っている重さがマーラーにはあるので、真ん中に挟むとちょっと異質な感じがするかなと思ったからです。

 

もう滑り出したのですから、後は自分の演奏を高めて行くのみです。

 

最終的にコンサートの概要が決まりましたので、チラシづくり、プログラム作りを急ぐことになります。

こうやって集中できることが何よりだと思います。

まずは第一歩です。