もう夏服を2回ほど着ました。薄くても袖があるものは蒸し暑い時にはちょっとしたことなのですが暑さを感じるのです。

 

今実家の駐車場には梅の実がいつも落ちています。

特に一昨日の風と雨の後でしたので、落ちている実の数が多いのです。小粒ですが枝に鈴なりなので。

ああこれから「梅雨」になっていくのだなあと感じました。言い得て妙です。梅の雨………

 

何しろ一昨日の暴風雨がありましたので、実家の雨戸を閉めたり、いつも行かない庭の方へ回りましたら、なんとガクアジサイが咲いていましたし、びっくりしたのは小さな池があるのですが、そこにかきつばたが咲いていたのです。ふがはいった地味な色合いの花なのですが。

 

時々姉が、植物の苗を実家の庭に植えたりしているのです。

全然見た覚えのないクリスマスローズが咲いていて、びっくりしたこともあるのです。これは姉が植えたものだと言っていました。

誰が見ることがなくても、見事な花をひっそりと咲かせております。

与えられたところで咲きなさい………か

 

梅はどこか1日、梅の実をとる日を設けましょう。

 

昨日はハイドンの《天地創造》で合唱の部分を最後まで譜読みを兼ねて歌うことができました。

最後まで歌うことができたのは、4月の最終週から始まった練習から4回目で到達したわけです。この曲は合唱の部分の割合が今までの曲よりも少ないので、量的には少ないのです。

その合唱の部分もソリの部分と掛け合いになっていたりするところが多く、「天使のソリの部分がこうやって歌われるので、合唱もその歌い方と同じ感じに歌ってみてください」と細かい歌い方の指示もありました。

ノンレガートの部分とレガートの歌い分け、強弱のつけ方、言葉のニュアンスなど………Rの舌の巻き方はドイツ人でもどういう言葉、どういう場面でどういう風にするか、その時によって違ってくるので少し難しいとのことでした。簡単な見分け方をお教えてくださいましたが、これは生活に根ざさない私たちにはちょっと難しく、もう何度でも重ねて歌っていって身につけるしかないように思います。

フレーズの最後につける  T  のタイミングもなかなか揃わないように思いました。

 

ザーッと最後まで歌ってみて、後半の部分の練習を多くしていったつもりだったのですが、音程がまだまだしっかりととれていなかったことに、改めて気がつきました。

まだまだ練習しなければなりません。割合ストレートな表現が多いと言われた《天地創造》ですが、身につけるにはまだまだ道は遠いように思います。

しかし、当初考えていたより面白いと感じられる、相性の良さを感じているのです。

オーケストラと合唱の関係も、複雑に入り組んでいる関係ではなさそうに思いますし、ソロの部分と合唱の部分の関係もストレートで、わかりやすいように感じました。

一度最後まで歌ってみて、その全体が少しずつ見えてきたことで、次へ続く道が少し見えてきたようにも思います。

 

今まで、立ち上げも東京より早く、取り組む曲も東京より早くそれぞれの演奏をしてきた鹿児島の合唱団ですが、どうも人数の関係で存続が危ぶまれているところがあるようなのです。

何よりも聴いてくださるお客様が少なくなっていることが問題なようなのです。

こういった合唱曲を受け入れる土壌が、ヨーロッパのように地方の都市にまでには及ばないようなのです。(西洋で生まれ育った音楽なのですから、当たり前といえば当たり前なのですが。なかなかこれは難しい問題なのです)

 

今度《クリスマスオラトリオ》に鹿児島は取り組むようですが、取り組んだことがある人は是非鹿児島の演奏を応援してくださいとの呼びかけがありましたが、こういった合唱をずっと続けていらした方にとっては何のことはないことだと思いますが、私自身は新しい合唱曲の譜読みと、自分の歌う曲の練習にいっぱいいっぱいの状態です。

大先生の頑張りにルネ・パーぺさんも来年の《エリア》のカールス・ルーエで歌っていらっしゃるバリトンの方も、賛同してくださって応援してくださっているのですけれども………