本日は一日中雨とのこと。

ジメジメとしたこの蒸し暑さが、身体にも精神にもこたえます。

今週は7月のコンサートでご一緒するもう1組の歌の方とご一緒に場所を借りて練習することになっています。

ご都合で金曜日にしか練習できないとのことですので、私はお弟子先生のレッスンを昨日、月曜日にしていただいたのです。

マーラーのもう一曲の歌曲が今回まだお弟子先生にしっかりみていただいていないので、その曲をみていただきたかったのです。そのために月曜日に伺ったようなものなのです。

大先生レッスンが来週ですので、そのレッスンが有意義になるようにできる限り、自分でやっていくことを練習しておかなければなりません。

先月、ほぼ1時間マーラーの一曲を見ていただけたのは、大先生がこの曲を私が「なんとか歌えるかなあ」と判断してくださったからのようにも思いました。

お弟子先生に「大先生はここの歌い方をどういう風に教えてくださったの?」と言われた時に、はっきり答えられなかったので、一週間かかって録音を口述筆記のように、部分部分で録音を停めてしっかり聞いて、楽譜に書き込むという作業をいたしました。

書き込みがたくさんになってくると、それがいつ言われたことなのかわからなくなってくるので、今回の大先生の教えていただいたことは、色分けして書き入れたのです。

当日聞き逃していたこともしっかりもう一度聴くことができましたが、それを演奏上で表すことができるかというと、未熟者の私はそうはうまく出来ないわけです。

 

色々練習して歌って行って、見当外れの練習でなければ、大先生はそれを認めてくださいます。認めていただいて初めて曲としての内容を教えてくださるレッスンになっていくのです。

大先生にしか教えていただけないその内容を目指してレッスンに行くわけです。

そういったレッスンができるように、お弟子先生は細かいところまで教えてくださるのですが、(どうも自分でも感じているのですが) そのあくまでも厳しいレッスンが、今ちょっと嫌になりかかっているのです。心がすれ違っているというか………

「こうやっていらっしゃい」と言われてやっていくと、次のレッスンでは違うことを言われてしまうので、混乱してしまって「じゃ今1番私に必要なことは何なのですか?」という気持ちになってしまうのです。

それが顔に不満となって現れるようで、「不満があるなら、自分で考えたようにおやりになれば……」という感じで返ってくるのです。出来ないことは事実なのですから、なんとかしたいと常に思っているのですが、もうメソッドの部分で混乱してしまって、うまくいかないことが近頃続いているのです。そしてそれがまた気持ちが後ろ向きになる原因なのです。

もう1人私と似た反応をされる方がいらっしゃるようで、「あなたは、◯◯さんと考え方が似ているのよね」とおっしゃるのです。

どうも、教えにくいと感じていらっしゃるお弟子さんが、私を入れて2人いるということなのですね。

まあ扱いにくい弟子なのだと思います。

来週の大先生レッスン目指してもう少し、歌として認めていただけるように、結局今週の土曜日にまたお弟子先生レッスンにうかがうこととなりました。

 

もっと前向きに取り組むことができるように、昨日は自分の歌う曲を、色々な歌手の色々な歌い方で聴いてみました。どんなところを工夫しているのか、どんなところが決定的に違うのか……少し黙って聴いてみたいと思いました。どこかにヒントは必ずあるはずです。

 

マーラーの短い曲を今まで歌ったことがある2曲のうち、どちらか1曲をプログラムに入れたいと思いましたので、聴いていただきました。

「こちらの曲の方があなたの声に合っているわよ」

残念ながら、私が歌いたいなあと思っていた方の曲ではなかったのですが……

 

こういう時ってとかくこういう風になるものです。