8月のコンサートの計画が2転3転しております。
「4人で小さなサロンコンサートをしましょう」ということを考えていたのですが、なぜかメンバーのお一人の方が、辞退するとのことで………
4人のメンバーということで、計画を考えていたので、誰でも良いというわけにはいかないのです。
お辞めになった方は日本歌曲がお得意の方でしたので、そういった曲の流れを考えていたのですが。
この準備の時間で、演奏できる方は、ほぼプロのように歌っていらっしゃる方が多いように思います。
「それぞれお得意の歌を歌う場所を、提供しますので歌ってください」という形であれば、何人か心当たりの方はすぐ浮かぶのですが。
実は、しっかりと仕上げて歌われる方が、このコンサートで歌わせてもらいたいというお話があったのです。お誘いしたお二人の方は、このお話があった方と力の差が出てしまう形になると思いましたのでお断りした経過があるのです。
ジョイントのコンサートをやるときには、自分の力より上手な方と一緒にやる方が良いと言われていますが、今回は充分に準備する時間が足りなかったということもあって、アマチュアでも一生懸命に歌に取り組んでいる方で、聴いていただく場を求めていらっしゃる方ということを考えておりました。
(実はお弟子先生も、「一緒にやる方がいなければ一緒にやりましょうか?」ともうお一人の方にお話されたようです。私にはおっしゃらなかったのですが………)
お誘いした方にできれば、気持ちよく歌っていただきたかったので、お断りしたのです。
お二人の方は、声のボリュウムで歌われる方ではないのです。お二人は声量はなくても、しっかり曲を歌いこんでいらっしゃる方なので相性は良いと思っていたのですが………
それに準備する時間もあまりありませんので、意欲的に取り組んでいらっしゃる方でないと困るわけです。
選曲も何でも良いとはいえないところがあるのです。
お断りにならずに積極的に出演を考えていらっしゃる方は、今までコンサートにお伺いしてお聴きした歌は、私どもの曲目とそうかけ離れたものにならないと判断しておりましたので、お誘いしたのです。
そこで発想の転換です。
どうしても歌の方ばかり並ぶと、比べて聴くことになりそうですし、曲の種類や歌い方の違いなどを考えなくてはいけないので、人選が難しいのです。
6月2日に聴き合い会がありますので、そこでお聴きしてからお話をしようかと思っておりますが、お一人ピアノを弾いていただくのはどうであろうかという方がいらっしゃるのです。ピアノは一曲を仕上げるのに時間がかかりますし、演奏曲をいつも持っていらっしゃるわけではないと思いますので。
今回ちょうど1ヶ月まえの7月に本番があるわけですから、それに磨きをかけて演奏していただければ時間的なことをクリアできると思うのです。意欲的にいつも演奏に取り組んでいらっしゃるので、お仲間として演奏を他の方に聴いていただくコンサートに参加する趣旨には賛成していただけるような気がするのです。
まだご都合は伺っていませんが。
それでもダメならば、3人で短い時間でもお聴きいただく会にしようかと思っています。
私はマーラーの歌曲に取り組んで初めて人前で歌うことを目標にいたしております。〈トランペットが美しく鳴り響くところ〉と〈だれがこの歌を作ったのか〉と〈セレナーデ〉か〈ファンタジー〉のどちらか一曲と考えております。
マーラーは難しく、色々複雑なことがありますので、これをお客様の前で歌うこと、その水準まで仕上げることが私の今回の目標です。
昨日のレッスンもトランペットの曲に四苦八苦しておりました。
これまでの曲で教えていただかなかったことをビシバシと容赦なく教えていただいておりますので、わたしにとっては得るものが多いように思うのです。