この方の本を最初に読んだのはいつのことだったでしょうか。

何か題名に入っている作曲家の名前に惹かれて本を買ってしまったということでしょうか。

その時まとめて3冊ぐらい読んだのですが。

ドビュッシーとか、ラフマニノフとか、ベートーヴェンとか………

その後、だいぶ期間がが空いてしまいました。

またその後読んだものにショパンコンクールが舞台になっているものがありました。

何かがきっかけになってダダダと続けて読み、また時間がある程度経った後、まとめて読むという形が続いています。

最初は音楽に絡んだ小説を書く方なのかなという認識でしたが、時間が経つにつれ、様々な話を書いていらっしゃる方なのだいうことがわかってきました。

様々な背景を持った人たちが微妙に絡みあっているものもありました。

 

今回は何故だか新しく出たはずの、題名に「ガーシュイン」の名前が入っている小説を買いに行ったのに、書店で見つけられなかったので、その代わりの本を探すために、この方の名前が書いてある本棚を探したわけです。

そうしましたら、様々な出版社の、様々な傾向の本が出版されていることに気がつきました。

全然音楽とは関係のないものもあり、さてこれは音楽家シリーズとどうつながっていくのだろうかという興味もありました。

要介護の男性や、幽霊になっている高齢女性まで登場するのですから、幅が広い。

そんなこんなで、とうとう様々な出版社の文庫本の棚を見て歩き、そこにあった本を片っ端から買い占めたわけです。

 

今回のきっかけになった本は『もう一度ベートーヴェン』だったのですが。

そこからまた次々にこの方の本を読み始めたのでした。

「もう一度中山七里」という感じでしょうか………

4月に読み始めていたのですが、なかなか気持ち的に余裕がなくそのままになっていた本を、この連休に読み終わろうと思っていました。

『アポロンの嘲笑 』を読み終わりました。

 

面白いというのではなく、そうかこう出るか………といった話の内容、謎解きが出てくるのです。解説には彼の話はどんでん返しが用意されているのだとかかれていましたが。

いつも続けて、この方の本を読んでいるとある時ふと重く感じる時があるのです。

しばらく休んでまた戻るということの繰り返しでしょうか。

今までも、シャーロック・ホームズシリーズ、   アガサ・クリスティー、のシリーズと、文庫本で出ている本を次々買って読んでいた時、やはり途中で離れる時期があるのです。

日本の作家でも、何人かの作家の方の本を集中して読んでおりました。

今回、何故か、いつの間にか、この中山七里さんの作品になってしまっていたのです。

お名前もちょっと変わっていますし。

 

何故か本屋さんでまとめ買いをした時に、サイン本が残っていて、この方のサイン本を2冊買うことができました。

何回か買いにいったのですが、前回はどーんと10冊ばかり買ってきて読み始めたのです。

 

昨日、4月の忙しさで途中になっていた本を読んでしまおうと思いました。

読み出すと読み終わるまで気になってしまうのですが、今回の本は、3・11の時の福島の話が出てくるものなので、話がどうなっていくのかちょっとわからないのと、全体を覆っている暗さがあって、続けて読み続けることができない気持ちがしていたのかもしれません。

本当に、ちよっと読んでいない間に次々と新しい本が出版されているのですね。

しかも、色々な出版社から色々な方面の物語なのです。

解説を読むと、この方は書き始める時には最後までのストーリーが出来上がっているので、書き上げるまでの時間が早いのだそうです。

買いためてあった本から一冊とりました。あとストックが3冊。

そういえば、近頃この人の本しか読んでいないなあ………