なぜだかわかりませんが、今週は毎日出かけることになってしまいました。

1日は、来週歌の伴奏をレッスンしていただくために、ピアノの先生のところへ伺います。

そのためにももう一度合わせておきたいと思いましたので、スタジオを借りました。

3月中旬に一度合わせましたが、ちょっとそれでは心もとない感じでした。

 

その後、歌の方はお弟子先生レッスンでも見ていただいておりますので、練習が進んでおります。それに伴って伴奏にもこうやって弾いてほしいなという気持ち、要望がどんどん生まれてきますので、それを伝えていきたいと思うのです。

ハイドンの場合、どちらかといえばピアニスティックな技術が欲しい部分がかなりあるように思うのです。

今回レッスンに伺う先生は、ピアノの先生ではありますが、ドイツで歌も勉強なさったという先生ですので、2年前に伺ったときにはバッハの《マタイ受難曲》の中のアリアのピアノ伴奏の部分を見ていただきました。

実は伴奏の方と一緒に大先生や、お弟子先生の歌のレッスンに行きますと、どちらかというと歌のレッスンではなくなってしまうのです。

どうも大先生は、歌と伴奏とトータルで聴いてコンサートで 聴いても恥ずかしくない演奏にしたいという思いが強いので、ピアノ伴奏が気になってしまうとそちらの方へ注意なさることが多くなってしまうのです。

決して歌がちゃんと歌えているわけではないのですが。

 

伴奏を弾く方は、伴奏をずっとなさっている方ではないので、何を注意されているかが時々分からないことがあり、そういったことでつまづいてしまうのです。

こちらのピアノの先生には、歌のことにもアドバイスを頂けますし、ちょっとびっくりしますが、また新しい視点で教えていただけるので新鮮ではあるのです。

 

あくまでも私としては、伴奏の方に、細かいピアノの技術について教えていただきたいのです。

 

本日はまた雨。

桜の開花はいかがでしょう?

 

実は金曜日の新国立劇場で、初めてお目にかかった方とお話をしました。

《トリスタンとイゾルデ》の今回の演奏についてお話をしたのです。

何しろ休憩が45分ありましたので………

本当に珍しいことです。

 

2回目の休憩時に、サンドウィッチをちょっとお腹にいれていたのです。

ワグナーを聴くのにはある種の体力、気力がいりますので。

何しろ満員の盛況でしたので、ホワイエの座席もあまりなかったので、4人がけのテーブルのところへ私のお断りをして座らせていただいたのです。そのもう一つの座席にお座りになった方でした。

大阪から今回、2回続けて《トリスタンとイゾルデ》を聴くためにいらっしゃったのだということでした。ちょっとお話しただけでも充分そのお気持ちがわかりました。

どうも今回は2日続けて同じ演目を聴くことができるので、泊まりがけでいらっしゃったとのこと。しかも座席は私と同じ4階とのこと。

交通費と、宿泊費をかけていらっしゃるので、文化会館の座席も4階なのだということでした。

うーん、お好きなのですね。

お話によると、ヤノフスキさんが指揮されるN響の4月の定期演奏会、エッシェンバッハさんの指揮する定期演奏会にも、春祭の他のコンサート、10日のルネ・パーぺさんのリサイタルにもいらっしゃるとのこと。

このような方がいらっしゃるのですね。

新国立劇場では、そのままお別れしたのですが、あの膨大な人の数の文化会館でまたお会いしてびっくりしました。あまりこういうことはありませんので。

N響の定期演奏会は、もしかすると2日目にいらっしゃるのかもしれません。オペラはだいたい初日は避けるとおっしゃっていましたので。

なんだか春祭の他のコンサートでお会いするような気がいたします。

不思議なご縁です。