何回か前のレッスンから、この講座のレッスンの様子を会員は視聴できることになりました。

今会員の中でお2人、お身体の調子が良くない方がいらっしゃるのでこういう措置がとられています。

昨年のホールでのコンサートのDVDも、会員でいらっしゃいますので差し上げて見ていただきました。

お一人の方は、本当は、モノ・オペラ・ブッファのステージへ、朗読部分と、合唱の部分に出演なさる予定で夏の練習にもいらっしゃっていたのですが、直前にお身体の調子が悪くなってしまって、出演ができなくなってしまいました。(コロナの時にお出かけを控えられていた影響が大きかったようです)

お一人の方は、めまいがひどく、コロナ明けのレッスンの時に、ステージを借りてのレッスンだったのですが (出来るだけ距離を保とうとしておりましたので)、そのステージで転んでしまって、骨を折ってから、レッスンにいらっしゃれなくなってしまったのです。

 

その方は姪御さんがプロの歌手でいらっしゃるので、家でレッスンをしていただいているようですが、こちらの講座は、リモートで視聴なさっているようです。(オンラインレッスンということではなく、皆さんのレッスンの様子を視聴するという形です。

 

まあ、そのような事情の方のために配信をしているのですが、帰る時に、今回時間が遅い方とすれ違った時、私のレッスンが2番目でしたので、「それを見てからきたのよ」とのことでした。

私自身は自分のレッスンを映像で見たことはないのですが………

どんな感じになっているのか一度他の方の配信を拝見させていただきたいとは思っているのですが。

便利な世の中になったものです。

 

しかし、今回、今年度でこの講座をお辞めになる方が一名いらっしゃって、お別れの挨拶をなさいましたが、せっかくご縁があって一緒に学べることになりましたのに、これでお別れになるというのはとても寂しく思いました。

私どもよりも少しお姉さまで、高音を美しく歌われる方だったのですが………

近頃、お辞めになっていく方もあって少し寂しい気持ちもいたします。

 

定期的に習っている、お弟子先生や、大先生とのレッスンとは内容はかなり違っておりますが、そちらで教えていただけないもの、試させていただきたいものをこちらのレッスンで歌わせていただいております。こういう機会があることによって新しい世界にも触れることができます。

いろいろな勉強の方法にチャレンジしたいと思っているのですが。

 

私は前回、今回とレスピーギの歌曲をご指導いただきましたが、これで、1月のコンサートで歌ったかなり長い歌曲と合わせて3曲になりましたので、このレスピーギの曲の3曲で1つのコーナーにすることができるように思います。

そういうレパートリーを作っていくことも必要かと思いましたので………

 

昨年、コンサートの申し込みをした時、プログラムの内容を申し込み用紙に書かねばならず、そんな時に「これなら……」といえるものを作っておきたいと思ったのです。

大先生が、レッスンの時に何気なく、「今回のコンサートで歌った歌はレパートリーになりそうだね」とおっしゃっていただけましたので、自分でもこの曲を大事にして、何かの時に一緒に歌うことができる、レスピーギのプログラムを作っておこうと思ったのでした。

まだまだ12月と2月に歌った曲は経験量としては不足しておりますが、取り組みは丁寧にしておきました。

 

次回の講座は5月になります。

迷っていたのですが、今年の秋のコンサートを考えて、5月の曲を《オテロ》の中の〈柳の歌〉にいたしました。

何年か前にも2回ほどご指導いただいたことがあるのですが、その回数ではやりきれなかったのです。

今回はその時よりも少しは、自分の持っている技術も少しは上がっていると思いますので、より深く練習して聴いていただきたいと思っております。

 

以前レッスンしていただいた時に聴講していた方から、「長くて、地味な歌ね………」と言われました。

オペラのアリアの内容をご存知ない方だったように思うのですが、全く知らない方が聴いても、「魅力がある歌だなあ」と思っていただけるように丁寧に取り組みたいと思っています。