アフタヌーンコンサート 9月15日 14:00〜
青葉台 フィリアホール
【プログラム】
第1部 リートの部
第2部 朝岡真木子の世界
第3部 「月に寄せて」
お弟子先生を含めた同門の方4人によるアフタヌーンコンサートでした。
盛り沢山の内容でした。
実は、お弟子先生以外の3人の方は、お弟子先生にも教えていただいて、大先生にも習っているという立場ですので、私も立場は一緒です。
当初は、3人で始められ、途中からお弟子先生もご一緒に歌われるようになったようです。
コンサートは今回で9回目のようです。
今回は休憩後に、作曲家の朝岡真木子先生の作品を、作曲家の伴奏で演奏するステージを設けられたコンサートでした。
なんと、朝岡真木子先生が作曲なさった曲の詩をいくつか書かれた詩人の方が会場にいらっしゃっていました。
ここまではよくある話なのですが、詩を書かれる他に、バレエの衣裳などのお仕事をされていたようでした。多才な方のなのですね。
今までの何回かも、今回も歌われる方のドレスも作っていらっしゃったようなのです。
その方の個性を活かしながら、今回のテーマの「月に寄せて」に沿った衣裳を作られたようです。
一人一人のステージに沿って今回は、衣裳も2着ずつ作られたようでした。
終わった後に自分の曲のピアノ伴奏をお弾きになった作曲家の方と、衣裳を作られた詩人の方と少しお話をする機会がありました。
こういう手作り感がありますので、皆さんで作り上げていることがよく伝わってくるコンサートでした。
演奏の方は妥協無くしっかりとされておりました。
お弟子先生の演奏は、今自分が乗り越えていかなければならない道を示していらっしゃるように感じましたし、他の方の演奏も「こういう時はどういう風に歌っていくのだろう」とか、自分が苦労して歌った曲では、「どう歌われているのか」ということに興味を持って聴くことができました。
やはり発声法などで目指す方向が一緒ですので、よく理解できる演奏なのです。
やはり聴き方が、ちょっと普通のコンサートとは違うのかもしれません。
私の方でも、先日申し込んだ芸術祭の抽選が本日16日に行われます。
その結果によっては選曲を確定していく方向で考えなくてはならないのです。
マーラーの歌曲でこれはどうであろうと考えていた曲の一つを、お弟子先生が歌われました。
自分が考えていたよりももっと丁寧に、素敵に構成されておりました。
「ただ歌うだけ」にならないようにね……という意味がよくわかりました。
頭の中で構成していたものだけではやはり足りないのだと、いうことがよくわかりました。
そういったことに挑戦できるだけでも幸せなことだと感じました。
それぞれの方の歌唱力が毎回、コンサートを経るにしたがって上がっていることを感じましたから………