今は自分の勉強に向かい合える時間がちょっとあるように思える時です。

コンサートの本番はすぐにあるわけではなく、今の自分の力、そして自分の不足している部分というものに向かい合う時だと思いました。

来月になると、《メサイア》の本番と、邦人作曲家のオペレッタの本番が同じ最終週にあります。

来月の最初から、《メサイア》はオーケストラの伴奏合わせが始まりますし、オペレッタの方は、9月中に2回の全体練習があった後、10月に1回最終練習をして本番になります。

次回は、自分で考えた衣裳をつけてみて全体の感じを作っていくことになると思います。

 

このオペレッタのメンバーの方が、どうも別な会の夏の練習会に参加なさったようで、そちらでオペレッタのことが話題になったそうなのです。

どうもその同じ場所に、私も存じ上げているプロの演出家の方がいらっしゃったようで、そのお話を聞いて、「アマチュアの集団でどこまでできるのか」ということをご覧になりたいと思われたようなのです。

そして、本番を見に来られることになったというお話なのです。

そういうメールが昨日、出演者に回ってきました。

 

近頃の暑さに気持ちも少し萎え気味だったのですが、来るべき実りの秋に向かって行かねばなりません。

さ来週に9月の1回目の練習がありますので、そこまでには全体の流れと、自分の動き、コーラスとして出演する時のタイミングなど、自分の歌の部分だけでなく動きを頭に入れておかねばなりません。どなたが見に来られようと、どういう状況になろうとやるべきことはやらねばならないのですから。

 

実はこの演出家の方には、昔に参加した富山県の福光での声楽のレッスン合宿で教えていただいたことがあるのです。

2年間続けて参加した合宿でしたが、オペラ演出の基礎のようなレッスンでした。

動きの前にする体操のような予備練習や、自分がその時に持っていったオペラのアリアの場面を想定して、立ち位置はここ、視線はここ、というようにその場面で考えなければならないことを細かく教えていただきましたが、その時の印象はかなり強烈に残っております。

こういったことを積み重ねて、一つのオペラをつくっていくのだなあと感じたことは確かです。

 

というわけで、オペレッタの方は、動きや演技とともに歌うということを、自分の家での練習でも身につけていかねばならないわけです。

 

今週は、1月の門下会で歌う曲がやっと決まった形ですので、この曲の譜読みも始めることができました。今のところ、この曲の譜読みが最優先です。

まずは、1月の門下会で歌うスペイン語の歌曲と、レスピーギの歌曲は毎日練習しなければならない曲です。

やはりラテンの血と申しますか、短い歌ですが、リートとは一味違っております。

まだレッスンしていただいていませんが、きっとこういう部分が課題として出てくるだろうな、と思うことは徹底してやっております。スペイン語の歌詞には本日から取り組んでみたいと思っておりますが。

 

昨日にも書きましたが、こういった流れとは別に、コロラトゥーラの練習としてもちろん《メサイア》の曲と、モーツァルトの《ハ短調ミサ》の中の〈ラウダムス・テ〉を歌ってみました。

大先生がこれからやってみたほうが良い、といった曲のリストにあった曲です。

コロラトゥーラの体感練習にはぴったりの曲のように思いますが。

(これにうまく取り組むことができれば、来年の夏のピアノ研究会のlコンサートの「古典派」というテーマにうまく合致するのですが……まだまだこれは希望的観測にしか過ぎませんが………)

 

「2月末のコンサート」の抽選日は9月中旬です。

選曲は先日来自分の中では計画はいたしましたが……

 

今は気持ちの整理と時間の計画をしていかなければならない時のように思います。