ご自分でも合唱団でお歌いになっていて、先日の《マタイ受難曲》も聴きにきていただいた方からのメールがありました。
その方の合唱団にヴォイストレーナーできていらっしゃるテノールの方からご紹介があったとのことで、セミステージ形式のオペラについてのお問い合わせでした。
そのヴォイストレーナーの方とは、本番の時までお会いする機会がないとのことで、そのタイトルロールを歌われる方が、私が参加している主に日本歌曲の講座の主催をしていらっしゃる先生なので、そのチケットが手に入らないかというお尋ねでした。
演目は《トゥーランドット》です。
メールを送ってくださった方はいつもその講座の発表コンサートにも来てくださっていますので、その指導の先生の歌も聴いてくださっています。(ありがたいことに先生は、毎回歌ってくださるのです)
そしてその先生の歌に興味を持っていただいたのだと思います。
独特の世界をお持ちの先生なので、その指導の先生には、その人間的な面のファンも多くいらっしゃるのです。
チケットが手に入るか聴いてみてほしいとのことでした。
その講座のおしゃべりライン、個人的なコンサートのお知らせや、会食会などのお知らせを回すラインがあるのです。レッスンのことに関する公式ラインとは違うものがあるのです。
そちらに、どなたか現在まだチケットを持っていらっしゃる方があるかどうかの、お尋ねを載せてみました。
私も5月のレッスンの日に、そのオペラのチケットと、日本オペラの歴史をたどるコンサート、もう一種類の先生のミニリサイタルという3種類のチケットを購入いたしました。いつもこちらの会で購入しますと先生の、新しいお客様を連れてきてほしいとのお考えで、割引き制度があるのです。リサイタル以外のチケットは2枚づつ購入させていただきました。
私が購入したもう一枚のチケットは、毎年このオペラを聴いてくださっている友人のところへ送ってしましたので、他に購入した方の中でまだお手元にチケットをお持ちの方がいないかな………と思いつつ、お尋ねしたのですが、奇跡的にまだお持ちの方が1人いらっしゃいました。
良かった!
先生のいつもの仲間内のような関係者だけでなく、この形のオペラを初めてお聴きになる、外部の方にも、この公演を広めてほしいとの先生のお考えですから、その趣旨に沿ってご用意することができてよかったです。
いつも1ヶ月前くらいの時になると、もうチケットがなくなってしまうそうです。
こういうことがあると、直接に存じ上げない方でも、いろんな方面で繋がっている、ぐるぐると回ってどこかで結局は繋がっているということがよくわかります。
今度初めてこのオペラにいらっしゃる方も、今の合唱団のヴォイストレーナーの方が、このオペラに出演されていなければ、今回いらっしゃることにはならなかったのではないかと思います。
しかも、私たちの発表のコンサートに、この指導の先生がいつも歌ってくださることがこの動機に繋がっているのではないのかと思うのです。
昨年のコンサートは、直前にキャンセルされた方が何人かいらっしゃったので、その分の時間も先生が沢山のレパートリーの中から歌ってくださいましたので、お客様がとても喜んでいらっしゃいました。
いろいろなところで繋がっていることがあるのですね。
このご指導の先生が、このオペラコンサートを継続されていることで、若い方たちが合唱団で活躍されたり、男声の方もいろいろなところでデヴューなさっていらっしゃいます。
そういう巡り合わせもすごいなあと感じるのです。