昨日はいろいろありました。
どちらかといえば気持ちが沈んでいます。
ちょっと具体的には申せませんが、もっと悪いことが起きないように、警告の意味の出来事だったのかもしれません。
それを真摯に受け止めて、気持ちをしっかり落ち着けて過ごしていきたいと思っています。
本日は、横須賀へプレトークという名の、明日のコンサートに向けたお話を聞きにまいります。
バロック期の曲の演奏方法が私は1番聞きたいことなのです。
今回のメインテーマは、「オペラだけじゃない 〜 オペラと歌曲の密な関係 〜 」
です。
「人気シリーズを手がけてきた弥勒忠史が、オペラ黎明期から古典派までの作品を中心にお届けします」とのこと。
昨日の夕刊の音楽欄に、このコンサートのことが載っでいました。
興味深いコンサートとして紹介されていました。
解説を挟みつつリサイタル形式による、新しい形のコンサートとのことですが。
同じメロディーでも、オペラに使われている時、あるいは歌曲に使われている時、あるいは宗教曲に使われている時では、すがた、カタチが変わってくるという例を実際聴かせてくださるコンサートのようです。
もちろんメロディーは一緒でも、歌われる歌詞は違っているのだと思います。
歌詞とメロディーの微妙な関係を聴いてみることができるのだと思います。
本日はそのコンサートに関しての説明をしてくださるのだと思います。
そういう意味でも興味深いのです。
あまりそういう切り口からお話しを聞くことがないので、この事前の講習会も楽しみなのです。
今私が取り組んでいるパーセルの3曲も実は、もともとオペラのアリアなのです。
その中から取り出した曲を、歌曲としての扱いで歌っているのです。
もちろん、この元になっている3つのオペラは拝見したことはありません。
3曲それぞれ違ったオペラ中の曲なのです。
やはり、単独で歌われるだけあって、どの曲もなかなかやりがいのある歌です。
今週1番練習をした曲は、コロラトゥーラといいますか、声を軽く転がして歌う技術が、後半に付けられた曲で、前半はそれと反対に、美しい声を流れに乗せて、丁寧に歌う部分で、ロングトーンをいかに弱音で響かせるか、もちろんノンビブラートで……
という部分なので、前半後半をどう歌い分けるかに時間を割いておりました。
今週の練習は、アクセントの位置や声を回す時にある一定の場所に居続けることを、様々なやり方で練習しておりました。
古い時代のコロラトゥーラですので、そんなに華麗なものではなく、確実に声を回していくと行った、形であるのです。
そういった中で、「こういう方向でやってみたらどうだろう」ということが練習の中で自分の中に生まれてきましたので、昨日はそれを試させていただきました。
「この部分は前回よりも数段良くなっているわよ」というお言葉をいただきました。
苦手としていた部分でしたので、とても嬉しかったです。
前回は最初のゆったりした部分の、強弱のつけ方などをどう歌ったら良いかという練習するところまでで、大先生レッスンでは前半だけしか聴いていただけなかったのです。
今回はこの後半部分を是が非でも聴いていただきたいので、1番最初にこの曲を見ていただくつもりです。
やはり、決められた時間の中で何を教えていただくかということを考えて、自分が教えていただきたい曲を、どの順番でご指導いただくか考えるのです。
より多く触れることができるほど、しっかりと頭に入っていくのだと思います
後半の部分が、今回はうまく歌うことができたので、とてもとても昨日のレッスンは嬉しいものだったのです。
そんな気持ちの高揚があったのに………
本日のお話では私がまだまだ知ることができないことに触れるきっかけをいただけそうで、ちょっとワクワク感はあるのです。
その当日のコンサートの前に少しお話になる形ではなく、ちゃんと時間を設定して講座を開いていただけるのですから、ちょっと2日続けて横須賀参りはきついですが、頑張り甲斐はあるように思います。
今日は気持ちをちょっと入れ替えて、海からの新鮮な空気を吸ってきたいと思います。