クリスマスイヴの土曜日、珍しく家族で街へ買い物に出ました。

 

まあなぜか、いつの間にかクリスマスにはケーキを食べるということになっておりましたので、ケーキは買うつもりでした。

有名ケーキ店の前は長蛇の列でした。

 

あちこち見て、チョコレートが専門のお店のものを買いました。

チョコレート屋さんのケーキと言って良いでしょう…………

有名ケーキ店の長蛇の列に並ぶのもちょっと人混みの中でどうかなあと思ったので。

こちらのお店は、チョコレート屋さんなので、ホールケーキは3種類しかありませんでした。

1種類は、小麦粉ではなく米粉を使っているようです。

ブッシュドノエルではなく、ただのロールケーキもあるのですが、それも2種類ありました。

もう既にそのロールケーキも1種類は完売になっておりました。

(今度はロールケーキを買ってみよう……)

そういえば近頃、誕生日ぐらいしかケーキを買わなくなりました。

 

何しろ、ここのお店のものは、ちょっと大人の雰囲気のチョコレートケーキなのです。

どうも午前中から長蛇の列のケーキ屋さんは、やはりお子さま向けの飾りが付いているものが多かったようです。

こちらのケーキは、派手な飾り付けはありませんでしたが、とてもチョコレートのムースの部分が美味しかったです。

 

それと、今年の私の美味しかったリストに入ったサラダ、家族に宣伝しておりました「つばめグリル」のトマトサラダを本日の夕飯の付け合わせに買っていくことにしていました。

ここではハンバーグや付け合わせのジャガイモなどを売っていて、お店で食べなくても、買うことができるのです。

そういうデリのお店があるので、是非クリスマスイヴに食べてみようということになっていたのです。

「 トマトサラダ」は人気があるようで、ケース入りで売っていましたが、結構売れているように感じました。

あれは食べたことがなく、見ただけでは、買ってみようとは思わないと思いますが………

今年出会ったもので、このサラダは、見た目も、味も、私にとっては印象深いものでした。

 

そのあと、それぞれの時間が欲しいので、一時解散して、待ち合わせということになりました。

 

私は、いただいたチケットの美術展が25日まででしたので、そちらを見に行きました。

 

何しろ不思議な空間でした。光を当てて作品を見せているので、会場全体が薄暗く、ヒーリングミュージックが流れていて、外の喧騒が嘘のようです。

しかし、なぜか若い2人連れが多かったように思います。

しかしそういう空間ですので、見ている方たちも、ひっそりとお話になるので、全体的には静かな空間でした。

ブルーの世界と言いいますか、ほとんどが、海の中やそらの色のようです。

「約束の地へ」という象の親子に作品だけはオレンジ色の光でしたが………

 

建築に使われる断熱材の表面を金属ブラシで削ったり、半田ごてやシンナーで溶かしたりして凹凸をつけ、その彫り具合で濃淡を作り、背後からLED照明の光を当てることで、光と陰影を表現したものだそうです。

それを「光彫り」と名付け、制作したものが展示されておりました。

 

この技法も、「ゆるかわふう」さん、ご本人が編み出したものだそうです。

 

壁一面にゆったりと泳ぐ「くじら」の  「YOU GOT WATER 01」という作品は海の中を悠然と泳ぐくじらなのですが、画面の水の中に生じる気泡にようなものまでちゃんと描きこまれてあるのです。

 

ダイビングで魅せられている海中の「青」と、断熱材の後ろから白い光を当てて浮かび上がった「青」が重なったところからこの技法が生まれたとのこと。

 

このくじらの作品のところにあった説明だと思うのですが、海の中がどう見えるかよりも、このくじらがどんな世界を目にしているかに興味があるとのこと。

 

ブルーの光の静けさをことさら深く感じたクリスマスイヴでした。