7月の30日が私の夏休み前の学校勤務最終日でしたので、木曜日は朝から大変でしたが、なんとか予定されていた仕事は終わることができました。
しかし最後の最後まで書いてもらったプリント類はお持ち帰りになってしまいました。
3日からは閉庁日となりますので、結局その後のお仕事は家でやることとなってしまいました。
4・5月と臨時休校になってしまっていたので、健康診断もいつもより遅くなって、この休み中に行かねばならないようです。
しかし、いつ電話をかけても話し中なので、若い方に教えていただいて先日スマホから申し込みをしたばかりですが、昨日返信が来て、申し込んだ候補の日がいずれもダメとのことで、結局電話をくれとのこと。
あの調子ではいつ電話がかかるかわかりません。しかし日程のことなのでこれはどうしてもお互いの予定を付き合わせるしかありません。
本当に便利なようでいてとても不便なやり方です。
昨年までと場所が変わると、いろんなシステムも変わってしまうので本当に厄介なことです。
木曜日は髪の毛を切りに行く予約が入っていたので、どうしてもその時間までには間に合うように仕事を終えたかったのです。
予約時間ギリギリになりましたが、仕事も一応の形にして学校を出ることができました。
それでも勤務時間を40分ほど回っていました。
帰り道に直接、家の近くの美容院に行きました。
もう毛先がぴょんぴょん跳ねてきていて、髪の毛がすぐバサバサになってしまうのが嫌でずっと切りに行きたかったのですが、学校が終わるまで我慢をしておりました。
本当は金曜日に行こうと思っていたのですが、美容院は木曜日の方が都合が良かったようなのです。
最終日で忙しくなるのはわかっていたのですが、朝からバタバタ動いてなんとか時間に間に合うことができたました。
家の近くにあるということは、こういう意味でも便利です。
コンサートの時も、直前にセットして出かけることができるので。
というわけで、一気に木曜日に仕事を片付けましたので、金曜日は少々余裕が生まれました。
いやという程溜まっている、主に紙ベースのゴミなどを整理しましたが、その際、金曜日の午後、FMでロッシーニの《セミラーミデ》のペーザロでの昨年の録音演奏を聴きながら、やっておりました。
そうしましたら、ちょっと発見したことがあります。
「えーい、これも捨てちゃえ」と思い切りよくものを捨てる時には、ロッシーニの音楽は勢いのようなものがあって向いているのです。
ボンボン捨てるのに適しているように思います。
この録音の出演者の皆様の小気味よいくらいよく回る声を聴きながら、結構はかどるなあ、などと思っていました。
考えるに、これと反対に、ものを捨てることに逡巡するかもしれないのはもしかすると、断然ワーグナーかな……などと思っていました。
《トリスタンとイゾルデ》を聴きながら、ものはバンバン捨てられないだろうな……などと感じていました。
手を止めてきっと聴きいってしまうか、ほとんど仕事もせずに茫洋と過ごすだろうな という気持ちがしました。
《セミラーミデ》の有名なアリア 「麗しい光が」は以前勉強したことがありますが、このアリアは歌っていてある種の勢いがあるアリアだと思います。
以前レッスンをしていただいた先生は、この歌は勢いがあって他のものよりも、良い声が出やすいとおっしゃっていて、必ず発声でつまずいてしまっている時には、この曲と《セヴィリアの理髪師》のロジーナの〈今の歌声は〉が出てきていました。
そういった時になると何度もこの曲に返って歌ってみるというようなやり方でした。
でも根本的に直さねばならないことはその時にももうあったと思うのですが、それには触れていただけなかったように思います。
しかし今考えてみると、かなり大変なことだったと思うのです。たしかに、もう少し基本的なテクニックが積み上げられていたら、もう少し有意義にこれらの歌を歌うことができただろうと思いますが、勢いだけで歌うには大変すぎる歌です。
そんなことを感じながら、聴いておりました。
結局、最後まで聴き通すことができました。
長時間のオペラだったので少々削除したところもあったようですが……
本日は不要不急ではなく、鎌倉へ出かけます。
髪の毛も、仕事も一段落したところで、もう早、8月の声を聞きます。
母の七七日忌になりました。早いものです。