バランス感覚が重要なのです!!
昨日のブログでも、ちょっとふれましたが
学生時代のライフスタイルの切り替えに関してお話します。
私の場合、大きく分けると 3 つのタイプのライフスタイルを
同時期に並行して演じていたんではないかと思います。
1つめは、 『 ミュージシャン 』 としてのライフスタイル。
当時、大学 4 年間、
” バッド ・ シーン ” 、” カルメン ・ マキ & OZ ” 、” ハルヲフォン ” という
3 つのバンドに所属し、その他に 内田裕也さんのバックや ” クールス ” の
レコーディング etc に参加したりしてたので、
ほとんどの時間をミュージシャンとして過ごすことが多かったんです。
だから、ファッションも、ベルボトムのジーンズを履き
原宿の 「 グラス 」 のジャケットを着て
「カロッツェリア ホソノ」 で ロンドン ブーツをオーダーして履いていたのです。
そして渋谷のロック喫茶や原宿の 「 LEON 」 に行ったり、
海外アーティストの LIVE は
” レッド ・ ツェッペリン ” 、” グランド ・ファンク ” 、” ディープ・ パープル ” 、
”ジェフ・ベック” etc に行っていたのです。
つまり、白人のロックドラマーに憧れていたのです。
( ” カーマイン ・アピス ” 、” ジョン ・ボーナム ” 、 ”コージー ・ パウエル ” etc )
夜、バンドの仕事が終わってからは、
BIGI 、Nicole 、J & R etc のファッションに着替え、
六本木の 「 パブ カーディナル 」 で待ち合わせをし、
赤坂の 「 ムゲン 」 に ” アイク & ティナ ・ターナー ” や ” バーケイズ ” etc の
黒人バンドや、伝説のディスコ、「 ビブロス 」 に通いまくっていたのです。
この時代の 「 ビブロス 」 の常連は、
コシノ ジュンコ、菊地武夫、加藤和彦、高中正義 etc の
ファッション業界、音楽業界の大物たちが たくさんいました。
2 つめは 『 学生 』 としてライフスタイル。
バンドの仕事が無い日は、授業は出ないんですが
大学生らしい格好をして、学校に遊びに行って
高校時代からの友人グループと
麻雀、ボーリング、テニス etc にあけくれていました。
授業は、出席をとる必修科目でも
たまーに出るだけで、とにかく試験の時しか出ませんでした。
冬休み、春休みは志賀高原か苗場にスキー、
夏休みは軽井沢かハワイ、とにかく遊び呆けてました。
3 つめは、『 黒人 』 としてのライフスタイル。
高校 2 年の時から、毎月半分以上、
つまり 1 日おきくらいに黒人系ディスコに通っていたのです。
一番通ったのが、六本木の 「 ソウル エンバシー」 。
その他、青山の 「 パルスビート 」 、赤坂 「 スーパーコップス 」 、
六本木 「 アフロ レイキ 」 etc 。
とにかく、ソウルミュージックしか かからないディスコばっかり行ってました。
つまり仕事でロックミュージシャンをやっていたんですが、
趣味で聞く音楽は黒人系ばっかりだったんです。
”J . B . ” 、” マイケル ”、 ” マーヴィン・ゲイ ” 、” シュープリームス ” 、
” アイズレー ブラザーズ ” 、 ” SLY ” 、 ” オハイオ ・プレイヤーズ ” 、
” チャカ ・カーン ” 、” EW & F ”、” ラリー ・グラハム ” 、 ” ブラザーズ ・ジョンソン ” 、
” リック ・ジェームス ” etc レコードもたくさん買いました。
でも今考えれば、よくこの 3 つのライフスタイルを
うまくバランスよくこなしていたと思います。
つまり、それぞれのスタイルの人たちと
それなりにうまくやっていたんですね…
たぶん、その ”バランス感覚” が私の人生の原点で、
だから、今でもいろんな人種の人たちと
うまくそれなりの距離感で付き合っていけるんだと思います。
世の中には、いろいろな業界がありますが、
それぞれ良いところと悪いところが必ずあって、
ずっぽし入ってしまうと、その嫌なところがフューチャーされ、
その業界自体が嫌いになってしまうので、
ある程度の距離感をもって接していくことをおススメします。
今まで、広告業界、ファッション業界、テレビ業界、
政財界、芸能界、音楽業界、スポーツ業界、ベンチャー業界 etc
いろんな人たちと接してきましたが、いいところだけを見て
付き合っていくのがベストです。
業界によって ”常識” というものに違いがあるんです。
ストレスを感じはじめると、その業界に入りすぎた証拠です。
気をつけましょう!!
いずれにしても、バランス感覚というのは、
とても大切なことだと思っています。
容量の同じ引き出しを、いっぱい持っているということは、
人生において、とても有利なことです…
みなさんも実践してみたらいかがですか…