THE LEGEND Charity Pro-Am Tournament 体験記 vol.1
昨年に引き続き、THE LEGEND Charity Pro-Am Tournament に
2日間、出場してきた。
今年は、去年よりもいろいろなところがバージョンアップされていた。
例えば・・・
1.32名のプロのほとんどが、著名なシード選手だった。
( 去年は、シニアがまざっていた。 )
2.著名人のネームバリューが上がっていた。
3.プロだけでなく、参加者全員に名前入りゼッケンをつけた
専属キャディがついた。
( それによって、プロのトーナメントの疑似体験ができた。 )
4.テレビ朝日中継による、トーナメントのオンエアがあった。
まずは、金曜日の夜に、成田ヒルトンホテルで前夜祭のパーティがあり、
そこで、組み合わせ抽選会が行われ、初日の組み合わせが決まった。
( 著名人は、予め どのプロとまわるかが決っていた。 )
私は、倉本 昌弘プロと日野 皓正さんと一緒の組になった。
パーティは、6時から2時間ちょっきりで、小倉 智昭さんが司会を務め、
飽きのこない、パーティーイベントだった。
パーティの後は、8時から友人の横田 真一プロ (通称 ジョニー )と
ホテルの寿司屋に行って、3時間半も飲んでしまった。
( この飲みが翌日、二人のゴルフの調子を悪くしたのである・・・ )
初日の調子は最悪で、なんと今年のワースト スコアを叩いてしまった。
( O.B. 3つにシャンクが3回位あった )
とてもとても恥ずかしくてつらい一日だった。
但し、この日はゴルフが最悪でも、嬉しいことがいくつかあった。
嬉しかったことは・・・
1.私が高校生の頃に、銀座の 「 ジャンク 」 というJAZZ LIVEの店に
日野 皓正さんのLIVEをよく観に行ったり、実弟の日野 元彦さん ( ドラマー ) を
同じドラマーとして尊敬していた話しを昼休みに日野さんにしたら、
とてもとても感動してくれた。
( “ スネーク・ヒップ ” という曲のシングル盤のレコードを私が持っていたことも、
そんな人は中々いないと喜んでくれた・・・ )
2.この日、2組も、「 ブログをいつも見ています 」 という人たちが、
わざわざ私に声をかけてくれた。
(1組は、ひろみ郷のファンのグループで、もう1組は、ブティックを
何十店舗もやっている会社の方だった・・・ )
3.一番うれしかったことは、朝のラウンド前の練習グリーンのところで、
ひろみ 郷がその日 一緒にまわる 石川 遼 君を私に紹介してくれた。
そして、3人で2~3分話しをした後、ひろみ 郷は大会関係者のところへ挨拶に行き、
なんと遼君と5分位、二人だけで話しをしてしまった。
その日は昼の休息の時や、試合後のロッカーでもなぜか偶然に
遼君と遭遇し、ちょっとした立ち話しをするようになったのである。
やはり他人とは思えない何か縁を感じてしまった・・・
とにかく、とても18歳とは思えないような人への気配り、対人知性の高さにびっくりで、
ゴルフだけでなく、人としてのレベルもとても高い。
私の質問に答えるだけでなく、ちゃんとした会話がしっかりとできるのである。
礼儀も正しいし、人としても、とても好かれるタイプで、
益々かわいらしくなってしまった。
そして、その日の夕方、事件が起きたのである・・・
初日に最悪のプレーをして、ホールアウト後に悲しさと つらさに
つつまれていた私が、ある表を見て、唖然としてしまった。
それは、二日目の組み合わせは成績順で組み合わせが自動的に
決まるのだけれど、その組み合わせの仕方を説明してある表を見た時だった・・・
プロもアマチュアも成績のいい順に組み合わせが決まるのだけれど、
なんと、どう計算しても、翌日の組み合わせは遼君と一緒なのである。
( 遼君も初日 調子が悪く、下から3番目の順位だった・・・ )
当然、遼君は大勢のギャラリーがつくので、一緒にまわるということは、
何年か前にダンロップ フェニックスのプロアマで、
私があのジャック・ニクラウスと一緒にまわって、
全くゴルフにならなかった時と同じ状況が予想され、
とても嬉しい反面、大変なことになってしまったと複雑な心境になっていった。
そして、正式な明日の組み合わせは夕方5時半以降に
大会事務局から発表されるということで、それを待たずにゴルフ場を出て
東京に向かった。
帰りの車の中では、いろんなことが頭を駆けめぐり、
初日みたいなゴルフの内容で もし明日プレーしたら、
たくさんのギャラリーから冷たい視線を浴びて耐えられないと、
パニック状態になっていった。
そして、普段レッスンを受けている角田プロに連絡して、
何時でもいいから、この こわれたスイングを治してもらおうとか、
いつも受けているスポーツマッサージのトレーナーに連絡して
何時でもいいからやってもらうとか・・・
とにかくやらねばならないことが、たくさんあって、
本当にパニクっていたのである。
でも、心の中は嬉しくて、はしゃぐ気持ちを抑えきれず、
とにかくワケがわからない、なんとも不思議な時間だった・・・
そして東京に着いてから、大会事務局に念のためスタート時間と
組み合わせを確認するために電話をした。
自分の名前を言ってから、スタート時間を聞いた。
9:30スタートだった・・・
そして運命の同伴競技者を聞いた。
アマチュア2人の名前を聞いた後、プロは?と質問した答えは・・・
なんと・・・
「 西川 哲 プロです。 」 と言われた。
チャララ~ン
鼻から牛乳~
何かの間違いだと思い、もう一度聞きなおしても、同じ答えだった。
( アマチュアで、二日目に1人、欠員が出たことによって、
前の組に繰り上がってしまったのである。 )
身体中の全ての力が抜け、腰が抜けそうになった。
約1時間、究極の ぬか喜び を体験してしまった!!
それは、私にとって夢のような1時間だった・・・
vol.2 につづく・・・