家で事件がおきました
年末に秋田の友人から 「 ど 」 という にごり酒をいただきました。
さっそく、行きつけの焼き鳥屋に持ち込んで飲んだところ、
今までのちょっと甘くて濃いにごり酒の概念を打ち破り、
微発泡でさっぱりしていて、めちゃめちゃ旨かったんです。
なんと4人で1時間ちょっとで1升を空けてしまいました。
そして、あまりにもおいしかったので、うちの元社員の猪本 ( 猪本酒店 ) に頼んで、
秋田の酒蔵から 「 ど 」 を6本仕入れました。
そして、生のお酒なので冷やしておかなければならないと思い、
自宅のワインセラーに入れておいたのです。
ちなみに、この 「 ど 」 という発泡性のにごり酒は
瓶のフタに小さな穴が開いていて、そこからガスが
ぬけるようになっているワケです。
だから、一升瓶をヨコにしてはいけなくて、常に立てておかなければならないという
話を聞いていました。
そんな話を忘れていた私は、まず1本目の一升瓶を開ける時に、
今までの にごり酒同様、下に沈殿しているのを混ぜる習慣で、
一升瓶を軽くふってからフタを開けたら、
なんと・・・
フタが家の天井までふっ飛んでいきました。
これにはびっくりしたものの、中のお酒は出ずに事なきを得て、
最初の1本は楽しんだのです。
ところが・・・
ところがです。
残りの一升瓶を家の冷蔵庫でもワインセラーでも
立たすことができなかったので、ヨコに置いて保管しておいたのです。
そして、ある日突然その事件はおこりました。
なんと、家のワインセラーの中でこの 「 ど 」 が3本爆発したのです!!
爆発といっても一升瓶が割れたワケではなく、
小さなフタの穴から中のお酒が3分の2位 出て、
ワインセラーの中が、にごり酒だらけになってしまいました。
これには、今までおとなしくゆったりと過ごしていたワインたちもびっくりです!!
ワインセラーの中は、日本酒のニオイが充満し、
高価なワインのラベルも びしょびしょになってしまいました。
私は、そのあわれな姿を見てあ然とし・・・
この時に見たこのにごり酒の 「 ど 」 という名前の
「 ど 」 が・・・
どないなっとんねん!!
の “ ど ” に見えてしまいました。